十勝川温泉　三余庵 さんよあん TokachigawaOnsen SANYOAN

最後のタイプが、檜風呂付き洋室2室。
どちらもフラットな造りで、ご年配の方やおみ足が悪い方でも安心してお泊りいただける。
この宿で最もリーズナブルな料金設定になっている。

洋室2室のうち、「253／雪国」は、段差のほとんどない造りで、客室で最もバリアフリーに特化した設えになっている。
2つの小窓と間接照明、光の演出が秀逸。
洋の快適さと和の温もりが同居した雰囲気だ。
名前は、文豪・川端康成（1899-1972年）の代表作から取られた。
「美の極致」とも言われるこの小説の名に恥じない客室なのは間違いない。
間取りは、リビング＋ツインベッドルーム＋檜風呂＋T。
専有面積は51㎡。2名様専用の客室。
喫煙できる3部屋のうちの一つとなっている。

檜風呂付き洋室「253／雪国」・・・（平日2名様宿泊時の1名様料金￥26,000～）

細かい装備品も、小さな書き物机など上品な設え。
ちなみに、DVDプレイヤーが備わっているのは、この客室だけだ。
檜風呂の備わったバスルームは、水色のイタリア製タイルが可愛らしい。

小さな書き物机	唯一DVDプレイヤーを装備

檜風呂とバスルーム

もう一方の洋室「256／細雪」は、小さなテラス付きの明るい雰囲気。
こちらもフラットな造りなので、車いすの方でも安心してご利用いただける。
客室の名前は、文豪・谷崎潤一郎（1886-1965年）の代表作から。
間取りは、リビング＋ツインベッドルーム＋テラス＋檜風呂＋T。
専有面積は40㎡。
2名様専用の客室となっている。

ちなみにテラスでは喫煙可能だが、冬季使用不可になるのでご注意を。

檜風呂付き洋室「256／細雪」・・・（平日2名様宿泊時の1名様料金￥26,000～）

以上がこの宿の客室概要。
全11室が異なった造りになっており、こだわりが随所に見られる。
全体的にモダンな和の香りが漂うスタイリッシュな設えということでは共通している。

客室には、名前の由来となった本がそれぞれ用意されている。

モール温泉の露天風呂でゆっくりと読書を楽しむのも、また贅沢な時間となるだろう。

客室の名前になった本が各部屋に用意されている

その他、全室に備わっているのが、CDプレイヤー。
十勝の森をイメージしたヒーリングミュージックなどのCDが用意されていた。
一部USB差込み口が付いているタイプもあるので、i-Podを持ち込めば好きな音楽が楽しめる。
聴覚だけでなく、嗅覚でも癒していただくよう、オーガニックのエッセンシャルオイルが用意されている。

CDプレイヤー	オーガニックエッセンシャルオイル

客室露天風呂で湯浴みを楽しんだ後は、用意されたバスローブを利用するといいだろう。
何度も温泉に入りたい方、服を着るのが億劫な方には最高のアイテムだ。

	タオルはオーガニックコットンの物を用意している。 アトピーなど、肌の敏感な方にとっては嬉しい限り。 渋い色味の浴衣も、こだわりをもってセレクトされている。
バスローブ

タオルはオーガニックコットン の物を用意	渋い色合いの浴衣

空気洗浄機も全室に用意されている。
冷蔵庫のドリンクは優良だが、ミネラルウォーター（北海道の大雪山麓で汲まれた深層地下水）とお茶のペットボトルは無料サービスになっている。

空気清浄機	冷蔵庫