十勝川温泉　三余庵 さんよあん TokachigawaOnsen SANYOAN

もう一つの露天風呂付き客室は、メゾネットタイプの「357／春の海」。
1階は洋室になっており、ツインベッドを配置した寝室とリビングが備わる。
2階には、和室をご用意。
和洋室タイプと言えそうだが、伝統的な漆喰の壁や、中国松の無垢材のフローリング、琉球畳、手漉き和紙などを用いて、和モダンな印象。
専有面積は、1階が42㎡、2階が 55㎡あり、2世代旅行やグループで泊まるのにもいい。
1階の間取りは、寝室（ツインベッド付き）＋リビング＋T。
2階の間取りは、10.5帖＋リビング＋露天風呂（石風呂）＋シャワールーム＋T。
定員は、2～4名。
1階と2階それぞれに液晶テレビを装備。
階段が備わっているので、足腰の弱い方など、予めご了承いただきたい。

メゾネット露天風呂付き特別室「357／春の海」の1F（寝室）

2階部分には、和室、リビング、露天風呂、シャワールームなどが備わっているので、こちらで寛ぐ時間は多そうだ。
与謝蕪村（1716-1784）の一句「春の海 ひねもす のたりのたりかな」のように、一日中のんびりとお過ごしいただきたい。

「357／春の海」の2F （平日2名様宿泊時の1名様料金￥36,000～）

客室露天風呂は、「351／桜の園」と同様の石風呂が備わっている。

内風呂はないが、シャワールームは設けられている。 客室内は禁煙になっているが、テラスにて喫煙が可能。 眺望は広々とした芝生のある庭側になっている。
テラス付きの客室露天風呂とシャワールーム

残り9室は檜風呂付きのタイプで、和室が7室、洋室が2室備わっている。
まず、テラスの備わった和室タイプをご紹介しよう。
「たけくらべ」「火山灰地」「草枕」の3室用意されている。

樋口一葉の短編小説から名前が付けられた「たけくらべ」は、和室タイプでありながら、洋の要素も取り入れた和風モダンの雰囲気。
木の暖かみのあるテーブルが備わった小上がりと、あらかじめ布団が敷いてある寝室。
この和室二間にリビングやテラスが備わり、庭を眺めながらゆったり寛げる。
客室内は禁煙で、テラスにて喫煙が可能。
間取りは、リビング＋4.5帖＋6帖＋テラス＋檜風呂＋T。
専有面積は55㎡。定員は、2～4名となっている。

檜風呂テラス付き和室「353／たけくらべ」・・・（平日2名様宿泊時の1名様料金￥29,000～）

	檜の内風呂は、蛇口をひねると100％の源泉が出てくるようになっている。 「モール温泉」をしっかりと堪能したいのであれば、寧ろ客室露天風呂よりもこちらがおススメだ。
秋田檜の内風呂

「たけくらべ」の檜風呂は、唯一樽型の造りになっている。

「たけくらべ」と同タイプ「火山灰地」は、間取りも共通で、リビング＋4.5帖＋6帖＋テラス＋檜風呂＋T。
専有面積も54㎡で、広々とした和室タイプ。
定員は、2～4名となっている。
客室内は禁煙で、テラスにて喫煙が可能。眺望は庭側になっている。
「火山灰地」という名前は、北海道札幌市で生まれた作家・久保栄（1900-1958年）の長編戯曲から取った。

檜風呂テラス付き和室「255／火山灰地」・・・（平日2名様宿泊時の1名様料金￥29,000～）

	「たけくらべ」と異なる点は、檜風呂が箱型になっているところ。 ちなみに、十勝川温泉の起源は、自然湧出していた温泉に、こういった箱風呂に入れて沸かしたのが始まりだと言われている。
秋田檜の内風呂