十勝川温泉　三余庵 さんよあん TokachigawaOnsen SANYOAN

良質な温泉と極上の料理だけでなく、その他のおもてなしに関しても、きめ細かいものがある。
この宿のリピーターが年を重ねるごとに増えていっているのも納得だ。

チェックイン時に振舞われるのは、ウェルカムスイーツ。
取材時（2011年11月中旬）にいただいたのは、白花豆プリン。
上には、紫花豆を使った餡子がかけられ、イチゴが添えられている。
ほのかな豆の香りと、上品な口当たりで、旅の疲れを癒してくれる。

ウェルカムスイーツ・白花豆プリン

	客室へ向かう時、女性客に選んでいただくのが、色浴衣。 色・柄が20種類以上あり、帯のパターンも豊富。 カラフルな色合いが、シックな館内に映えることだろう。
カラフルな色浴衣

また、フロントには枕も用意されており、お好みで使用できる。
低反発枕「テンピュール」、そば殻、マイナスイオンを発生させると言われる電気石・トルマリン使用タイプなど、6種類を取り揃えている。

ロビーにある「BAR道草」の正面には、ライブラリーのコーナーも設けられている。
客室名の由来となった小説・文学書をはじめ、北海道や十勝の風土に関する書籍を、レンタルできる。
CDも数多く、クラシック、ジャズ、ボサノバなどジャンルレスに取り揃えている。
環境音楽の神山純一氏が十勝の自然をイメージして作曲した「音楽紀行　十勝野」「十勝の森」（FM－JAGAレーベル）など、ヒーリング系の音楽も用意されている。

ライブラリー「旅愁」

2階に備わったアロマテラピーサロン「ラフィーネ」も、「三余庵」の人気に多いに貢献している。
ここは、日本で初めてスポーツアロマテラピーを実践するなど、国内を代表するフィト＆アロマテラピストの日下部知世子（くさかべちよこ）氏が監修する、本格的なサロンだ。
まずは、ほのかな香りに包まれたアロマラウンジにて、カウンセリングを受けていただく。
ちなみに、このアロマラウンジでは、ネイルのお手入れセットが用意されている（セルフサービス）。
エステを受けない方も、利用可能だ。

2階・アロマラウンジ

コースで使用するオイルはフランスメディカルグレード「Dr.ヴァルネ」の最高級オイル。 36種類の精油の中から、その日のカラダにもっとも合ったオイルをブレンドしてくれる。 その他、使用するキャリアオイル・製品類は全てノンケミカル、オーガニック製品のみ。 安全・安心に敏感肌等さまざまなトラブルにも対応する。

オイルの中には、希少価値の高い「ラ・ローズ」もある。
2トンの花びらから、自然の抽出方法でたった1キロしか採取できないオイル。
鎮静効果があり、精神的なリラックス効果も高い。
皮膚から吸収することで、非常に高い美容効果が期待できる。

フランスソワンエステティックを取り入れ、最高級品のエッセンシャルオイルを最大限美容に用いたフェイシャルコースもおすすめ。
日下部氏オリジナルのクレイパックや、自然の成分を使用して行われるラフィーネならではのフェイシャルとなっている。
利用時間は、15：30～23：00。