天空の森 - コラム~総括(5)-
テレビなどでも、最近「天空の森」または田島社長が取り上げられる機会が増えてきた。 2009年5月に放送された、テレビ東京「ニッポンのミカタ!」(司会:ビートたけし、国分太一)や、8月にBS-TBS「グローバルナビ」では、田島社長自らスタジオ出演をしている。 2007年8月には、TBSの「うたばん」(司会:石橋貴明、中居正広/ゲスト:スキマスイッチ)や、日本テレビの「トシガイ」(ゲスト:アンジャッシュの渡部健)でも紹介された。 CMでもよく使用されているのもご存知だろうか。柴咲コウが出演している2007年春に放送されたANAマイレージクラブ「旅達」では日帰り施設「つばめの巣」の客室露天風呂が使われた。 さらに、ちょっと前になるが原田知世のノエビア化粧品のCMは「天空の森」の敷地を流れる石坂川でロケしている。 「天空の森」は、天気がいい日に泊まりたい、または日帰りで利用したいと思っている人は多いだろう。 それは、これほどのオープンエアな施設だから、正論と言えば正論なのだが、個人的な感想を言えば、雨の日なども、充分に満足できる。 例えば、そんな日は、周りが林で囲まれた「霖雨の森」をチョイスする。 四方ガラスで囲まれたリビングにいると、葉に落ちる雨音や、風で枝がこすれあう音も、間近に聞こえる。 自然の中に、生身の自分をさらけ出し、それでいて快適な住環境が整っているのだから、贅沢なものだ。 夜はブラインドなど使わず、周辺の木々がカーテン代わりに眠る。 これだけでも、非日常の至福の時間を過ごせるはずだ。 また、緑の芝生も色を変え、枯葉が舞い散る、冬枯れの季節もいい。 鮮やかな緑溢れる季節にはない、この世の儚さを実感する事もできる。 冷たい空気の中で、年間で一番眺望がいいとされる霧島連山を、湯浴みしながら眺めるというのは、露天風呂好きな方なら同意していただけるであろう。 「天空の森」が好きな方は、オールシーズン試したくなる。 これほど、“快適に”自然と戯れる空間は、他にはないからだろう。 そして、“人をほとんど見ない”という、隔絶感が、この施設の隠れた魅力となっている。 日ごろ、都会で生活している人にとって、まさにこれはココロの栄養になるのだろう。 2009年、「天空の森」開山15周年記念として、「雅叙苑」と「天空の森」の2泊3日の豪華宿泊プランが登場した。これは「雅叙苑」の公式HPからでしか予約できないとの事だが、お得な割引プランになっているので、「雅叙苑」と「天空の森」を両方楽しみたい方には、見逃せない企画となっている。 田島社長は、よくこう言う。「旅館とは、歴史文化産業で、リゾートとは人間性回復産業なのだ。」 その“旅館”である「雅叙苑」では、年末には餅をつき、年越しには、もちを少しとサツマイモをたくさん入れてつき、そしてあんこを付けてふるまう。これがこの地方に古くから伝わる歴史であり、生活文化。地方の数だけ生活文化があるというのだ。 その土地のやり方があって、それをやっていけば旅人は巡回するはず。その地方ごとに、それぞれの観光があるということを早く気づくべき・・・と彼は考える。 それを「雅叙苑」で実践して、いまだに全国の旅人に支持されていることで、そのコンセプトは間違っていないことが実証されている。 それでは、彼が考えるリゾートとは何かというと、プールやビーチ、お洒落な客室などのハード面で言うのではなく、本来、人間はどうして、何のために生まれてきたかを自問自答する場を提供する意味で、人間性回復産業と位置づけているのだ。 人間は、母親から生まれた時は、もちろん裸。それが時間と年齢を重ねることによって、社会的な地位や責任など、幾重にもそのカラダにまとわり付いていく。 そしてこの「天空の森」に入れば、身分を証明するものをすべて解き放ち、生まれたままの一糸纏わぬ姿となり、この自然と向き合えたら、まさにそれが究極のリゾートとなる。 露天風呂はもちろん、ウッドデッキやリビングルームで、全裸で寛ぐ。 ヴィラの周りには、塀や石垣などない。 全面が開放的な空間になっている。しかし、周辺には、誰も人はいない・・・。 この自由さ、奔放さが、この「天空の森」の最大の魅力という人は多い。 「エデンの園」とは、旧約聖書に登場する理想郷の名前。あのアダムとイヴの楽園のことだ。 「天空の森」プロジェクトは、別名「エデン」プロジェクトと呼び、これまで山を拓き、施設を造ってきた。 田島社長は、その「エデン」を超えることを目標にしながら、その夢に少しずつ近づこうとしている。 不思議な事に、この空間に身を委ねることで、その夢を共有できるような意識が生まれる。 |
天空の森 宿泊レポート
コラム
「天空の森」の“エンペラー”こと、田島健夫さん(昭和20年生まれ)は、もともと妙見温泉の湯治宿「たじま本館」の次男として生まれた。 その後、地元の金融機関で勤めたが、「算盤ができない」(本人談)との事で退社。 長男が宿を継がないということで、田島さんは必然的にその湯治宿の経営することになった。 その頃の鹿児島と言えば、宮崎とともに新婚旅行ブームの真っ只中で、地元の旅館・ホテルは非常に活気づいていた時期であった。......
貸切&客室露天 レポート
「天空の森」の露天風呂と言えば、大空と大地の境界線のロケーションにあるのが特徴。 宿泊用ヴィラ3棟、日帰り用ヴィラ2棟のそれぞれに備わる露天風呂は、どれも個性的でインパクト.....
この宿のキーワード | |||
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究極のオンリーワン温泉リゾート | |||
東京ドーム13個分の敷地にたった5つのヴィラ | |||
霧島連山など360度の大パノラマ | |||
一糸纏わぬ姿で寛げる空間 | |||
ほとんどが自家栽培の素材による料理 |
IN | 14:00 | ||
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OUT | 12:00 | ||
カード使用 | 可 | ||
部屋の眺望 | 山・空 | ||
部屋食 | レストラン「パビリオン」 部屋食は別途追加料金 |
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夕食の内容 | 和洋折衷 | ||
朝食の内容 | 洋食 |
公式HPネット予約特典 | 3名様から宿泊料金が通常価格より安くなっています。 | ||
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お得なプラン | 日帰りプランなどお得なプランの詳細は公式をチェック★ | ||
霖雨(りんう)の森 (定員1名~4名) |
¥300,000~ 休前日アップ料金 ¥0 【客室露天風呂】・・・ウッドデッキにある露天風呂は、林に囲まれている。 【リビングルーム棟】・・・四面すべてがガラス張りの部屋。大理石の床には、タオル地のシーツで覆われたお昼寝用のデイベッドが置かれている。床の下には温泉が通っており、冬でも暖かい。バルコニーにはテーブルセットもある。室内面積は、23.18㎡。 【ベッドルーム棟】・・・クイーンサイズのダブルベッド、ミニバー、冷蔵庫、クローゼット、シャワーブース、洗面所、シャワー付きトイレが備わる。26インチ液晶テレビ、DVDプレーヤー、CDプレーヤーも用意されていた。室内面積は51.12㎡。 |
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茜さす丘 (定員1名~4名) |
¥400,000~ 休前日アップ料金 ¥0 【客室露天風呂】・・・霧島連山、手前には段々畑が見える。 【リビングルーム棟】・・・お昼寝用のデイベッド、32インチ液晶テレビ、CDプレーヤー、ミニバー、洗面所、シャワー付きトイレが備わる。広さは、51.12㎡。 【ベッドルーム棟】・・・ヴィラ「天空」よりも広い109.20㎡。セミダブルのツインベッド、20インチ液晶テレビ、クローゼット、洗面所、シャワー付きトイレ、そしてシャワーと内風呂が付く。テラスには、お昼寝用のデイベッドもある。 |
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天空 (定員1名~4名) |
¥500,000~ 休前日アップ料金 ¥0 約1000坪の敷地に広がる宿泊用スイートヴィラ。200坪のウッドテラスには大きな露天風呂が備わる。芝生が敷き詰められた中庭も美しい。 【客室露天風呂】6帖サイズの大きな露天風呂は、開放感抜群。 【リビングルーム棟】・・・室内とバルコニーそれぞれに、タオル地のシーツを纏ったデイベッドを2つ。ミニバー、洗面所、クローゼット、冷蔵庫、シャワー付きトイレ、大きな露天風呂と小さな露天風呂と2つ備える。バルコニーにはエステベッドも。広さは101.57㎡。 【ベッドルーム棟】・・・キングサイズよりもさらに大きなベッドが置かれている。37インチの液晶テレビ、DVDデッキも用意されている。洗面所、クローゼット、ミニキッチン、シャワー付きトイレなどもある。広さは81.49㎡。 |
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野あそびプラン (日帰り4時間) (定員1名~4名) |
¥30,000~ 休前日アップ料金 ¥0 ※「花散る里」「ツバメの巣」のいずれかを使用。日中の10:00~20:00の時間帯で、4時間の利用となる。 ウェルカムドリンク・ウェルカムベジタブル・ピクニックランチ・フリードリンク(冷蔵庫内)。 「忘れの里 雅叙苑」からの送迎サービス、オプションでスパメニューがある。 |
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野あそびプラン (日帰り6時間) (定員1名~4名) |
¥40,000~ 休前日アップ料金 ¥0 ※「花散る里」「ツバメの巣」のいずれかを使用。 日中の10:00~20:00の時間帯で、6時間の利用となる。 ウェルカムドリンク・ウェルカムベジタブル・ピクニックランチ・フリードリンク(冷蔵庫内)。 「忘れの里 雅叙苑」からの送迎サービス、オプションでスパメニューがある。 |
創業/改築 | 創業:1997年(平成9年)/改築:2004年(平成16年)/改築:2006年(平成18年) | ||
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部屋数 | 全5室 | ||
収容人数 | 11名 | ||
貸切風呂 | - | ||
大浴場・他 | - | ||
駐車場 | 5台 | ||
ペット | 応相談 | ||
バリアフリー | 非対応 | ||
エステ・マッサージ | あり | ||
インターネット | 専用スペース LANケーブル(DSL) | ||
DVD | デイステイ ヴィラ:無し 宿泊ヴィラ:あり | ||
TVチャンネル | - | ||
施設 | - | ||
冷蔵庫のシステム | インクルーシブ(冷蔵庫の中のものはすべて無料) | ||
自動販売機 | なし | ||
売店 | - |
浴衣 | ◎ | バスタオル | ◎ |
タオル | ◎ | 石鹸 | ◎ |
ボディソープ | ◎ | シャンプー | ◎ |
コンディショナー | ◎ | リンスinシャンプー | ◎ |
シャワーキャップ | ◎ | 歯ブラシ | ◎ |
ドライヤー | ◎ | ブラシ | ◎ |
くし | ◎ | カミソリ | ◎ |
綿棒 | ◎ | 洗浄機付きトイレ | ◎ |
車いす | - | ||
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お子様 | - | ||
外国語 | 英語 |
オススメお土産 | - | ||
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近くのコンビニ | クルマで3分 | ||
携帯アンテナ | ◎docomo | ◎au | ◎softbank |
料金 | - | ||
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利用時間 | - | ||
※食事付きプラン(要予約) | |||
料金 | 4時間:¥30,000 6時間:¥40,000 |
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食事の内容 | シャンパン付きピクニックランチ | ||
設定日 | - | ||
受付時間 | 10:00~20:00 | ||
その他 | 日帰り施設:「花散る里」「つばめの巣」 ※全て冷蔵庫内、フリードリンク:水・コーラ・ビール・ジュース・ウーロン茶 |
料金 | - | ||
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利用時間 | - | ||
その他 | - |
泉質 | ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉(低張性 中性 高温泉) | ||
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源泉の温度 | 57.6℃ | ||
湧出量 | 75リットル/分 | ||
水素イオン | pH6.5 | ||
溶存物質総量(ガスを除く) | - | ||
源泉の湧出状況 | 自家源泉で動力泉(ボーリングによってくみ上げる源泉) ※自家源泉の本数:1本 | ||
加水/循環ろ過 | ○すべてのお風呂は、源泉100%かけ流し。ただし、夏季などは温度調節のために加水する場合あり。 | ||
加温 | なし | ||
消毒 | なし | ||
浴槽の湯の入替 | 1日1回 | ||
入浴剤 | 未使用 | ||
泉質別適応症(平成26年7月1日改定) | 慢性皮膚病、切り傷、やけど | ||
浴用の一般的適応症(平成26年7月1日改定) | 筋肉若しくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり ( 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、 神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期 )、 運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、 末梢循環障害、胃腸機能の低下 ( 胃がもたれる、腸にガスがたまるなど )、 軽症高血圧、 耐糖能異常 ( 糖尿病 )、 軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、 ストレスによる諸症状 ( 睡眠障害、 うつ状態など )、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
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湯の色 | 黄緑色 | ||
飲用 | 飲用の許可を取っていない | ||
飲用の適応症 | ― | ||
におい/味 | 無臭 |
電車 | 【博多駅―鹿児島中央駅―隼人駅 /嘉例川駅】 九州新幹線利用(約3時間半) 隼人駅より車で約30分 /嘉例川駅より車で約15分。 | ||
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送迎 | あり(条件あり)タクシー(有料)の手配致します。 ※割引サービスがある契約会社が ございますので、詳細はお問い合わせください。 | ||
クルマ | 鹿児島空港より車で約15分。 九州自動車道・溝辺鹿児島空港ICより車で約15分。 | ||
周辺観光スポット | - | ||
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レクリエーション(観光農園、公園など) | - | ||
スポーツ | - | ||
スタッフより | 天空の森さスタッフんからのコメント 天空の森の自然と時間の流れに身を任せてリフレッシュしていただきたいです。 |
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取材日 | 2009/07/15 | ||
一部情報更新日 | 2023/05/30 | ||
※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。 |
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この宿の記事制作者

温泉コム株式会社 代表取締役
30年以上前から、全国の温泉宿をまわり続け、「貸切風呂」の必要性を宿主に説いていた。 今でも、一年の半分を温泉宿で過ごす旅人でもある。 コラムニスト、カメラマン、ドローンパイロットの他に、ホームページのデザイン、コンサルタント業務もこなす。