十勝川温泉第一ホテル　豊洲亭　豆陽亭 とかちがわおんせんだいいちほてる　ほうしゅうてい　とうようてい TokachigawaOnsen Dai_ichi Hotel HOSYU_TEI TOYO_TEI

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一般的に「温泉」とは、地下に閉じこめられた化石水が火山熱によって地上に出てくるものをいうが、ここ「十勝川温泉」は、 近くに火山帯もなく、しかも泉質は植物性の「モール温泉」ということで、非常に稀有な温泉として全国に知れ渡るようになった。 ただし、将来的な温泉の枯渇問題も浮上したため、1989年（平成元年）からは温泉組合の集中管理方式に切り替えている。 ちなみに、この「モール温泉」は、次世代へ引き継ぎたい北海道の宝物として、2004年（平成16年）に北海道遺産構想推進委員会で、 「北海道遺産」に登録されている。 実は、「モール温泉」という名は、正式な泉質の表記ではない。 温泉の分類上は、「ナトリウム－塩化物・炭酸水素塩泉」。 2つの泉質に当てはまり、適応症がある。 まず、「ナトリウム－炭酸水素塩泉（重曹泉）」は、重曹の作用により、皮膚の脂肪や分泌物を乳化し、 肌を洗浄するため、美肌効果は高い。 皮膚表面からの水分を発散するため、湯浴み後はサッパリとした感覚がある。 そして、「ナトリウム－塩化物泉（食塩泉）」は、海水によく似た性質を持つ。 塩分が汗の蒸発を防ぐので、カラダがよく温まる。 寒さの厳しい時期には嬉しい泉質だ。 このように相反する2つの性質があるのが特徴。 「重曹泉」で肌の角質をとるが、「塩化物泉」のコーティング作用で乾燥は防ぐことで、「美人の湯」＋「美人の仕上げの湯」という ダブル効果が期待できる。
	また、水素濃度の目安であるpH（ペーハー）は、8.22。 弱アルカリ性の適度な刺激で、新陳代謝を促し、こちらも美肌効果をもたらしてくれる。 そして、これら通常の温泉効果の定義に加え、植物性の成分が、更にカラダに優しく作用する。
有機物が浮遊しているモール泉
モールの有機物質に加え、花崗岩のミネラルを大量に含んでいるのだという。 この有機ミネラルの正体はフミンという物質。 細胞再生を促し、肌を若返らせるので、こちらも「美人の湯」の証となる成分なのだ。 見た目だけでなく、奇跡的な泉質を持つ「モール温泉」を、心ゆくまでご堪能いただきたい。
館内の施設について解説していこう。 まず、1階フロント・ロビーに併設されているのが、ティーラウンジ「はるにれ」。 チェックイン前や出発の前に、ここで一息入れるのもいいだろう。 おススメは、十勝ホワイトコーヒー。 十勝生産の牛乳を加えたコーヒーは、マイルドな口当たりで心を和ませてくれる。
ティーラウンジ「はるにれ」
館内には様々な設備が整っているが、「豊洲亭」にお泊りの方だけが利用できる施設もある。 「豊洲亭」の客室棟に入るには、専用のカードキーを使い、エレベーターに乗っていく。 3階に到着すると目の前にあるのが、「プレミアムラウンジ」だ。
「豊洲亭」専用の「プレミアムラウンジ」
高級感のあるソファに座りながら、景色を楽しんだり、ドリンクを自由にいただくことができる。 オードブル、フルーツ、軽食なども用意されている。 セルフサービスのドリンクとして、数種類の紅茶、珈琲などが置かれている。 冷蔵庫にも、フレッシュなフルーツジュース、アイスコーヒー、十勝の牛乳などご用意。 赤ワイン、缶ビール、ノンアルコールビールなども無料サービス。 まさにプレミアム感覚のあるおもてなしと言えるだろう。 また、「プレミアムラウンジ」内には、専用のエステルームが備わっている（おまけページ参照）。
「豊洲亭」だけのプレミアムなおもてなし

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