丸長旅館 - おまけ(1)-
「丸長旅館」に来たなら外湯も是非お勧めしたい。歩いていける範囲で4つの外湯があり、それぞれ源泉が違うので微妙に違う炭酸泉が楽しめるのだ。 芹川沿いの客室に泊まったお客なら、目の前に眺めることができるのが混浴露天風呂「ガニ湯」。 こちらは日本一恥ずかしい露天風呂と言っていいかもしれない。脱衣所は無く、周辺の道路や旅館から丸見えだが、水着での入浴は可能。 こちらの源泉温度約38℃とぬるめで、のんびり浸かるのに丁度良い。 夜は川のせせらぎだけを聞きながら満天の星空を見つつ湯浴みできるので、夜中こっそり来る人も多い。 24時間365日無料で利用可能な野湯だが、大雨の時は芹川に水没してしまうという。 |
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名前の由来はカニの姿を形作った岩から、 炭酸の湯が泡立って湧いていた様子を見てつけられたとのことだ。 |
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「ガニ湯」 | |
こちらの泉質は「マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(旧泉質名・含土類-重曹泉)」で、「丸長旅館」とほぼ一緒の泉質だが、野趣満点のワイルドな温泉は、機会があれば是非体感したいものだ。 「丸長旅館」のすぐお隣りは、市営の日帰り温泉処「長生湯(ちょうせいとう)」。 入浴料金200円を入れると、自動ドアが開くシステムになっていた。すぐに入場しないと、ドアが閉まるので注意が必要。 中には温泉情緒のある男女別の内湯が備わっている。6時~22時に利用ができ、比較的早い時間から営業しているので朝食前に行くのもいいかもしれない。 |
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「長生湯(ちょうせいとう)」 | |
宿から5分ほど歩けば温泉療養文化館「御前湯(ごぜんゆ)」にたどり着く。平成10年に誕生したこちらの温泉施設は洋館風の造り。 もともと安永10年(1781年)に藩営の共同浴場として「御前湯」は建てられており、藩主だけでなく藩士や農民たちも訪れ、賑わいを見せていたという。 家族湯や露天風呂など施設内は充実している。 やはり飲泉を勧めており、玄関にある飲泉場のほか、館内すべての湯口から出る温泉は飲むことができる。 |
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「丸長旅館」では割引入浴券も販売している。 | |
「御前湯(ごぜんゆ)」 | |
日帰り温泉処「天満湯(てんまんゆ)」は芹川にかかった橋を渡ったところにあり、「丸長旅館」からは徒歩1分程度。 こちらの源泉は40℃弱なので、夏場は適温だろうが、冬場は少し冷たく感じるかもしれない。しかし長湯すれば炭酸泉のおかげで体が温まり、湯冷めをすることはない。 外観は古びており、浴槽は大人5人くらいでいっぱいになるが、6時~22時の間一人100円で利用できるので地元の人に非常に愛されている。 |
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利用可能な時間は6時~22時。 | |
利用可能な時間は6時~22時。 |
丸長旅館 宿泊レポート
コラム
「丸長旅館」は明治40年に創業、平成20年に創業100周年を迎えた老舗旅館だ。 現在オーナー料理長を務める伊東義文さん(昭和32年生)は四代目にあたる。 もともと宿の仕事が好きで、大学を卒業してすぐ家業を手伝おうとしたが、父親に......
この宿のキーワード | |||
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全6室で静かに過ごせる正統派の日本旅館 | |||
3つの貸切風呂で独占する高濃度の炭酸泉 | |||
元の人にも人気がある洗練された会席料理 | |||
周囲の湯巡りで温泉通もうならせる | |||
芹川沿いに建ち、渓流の音に癒される宿 |
IN | 15:00 | ||
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OUT | 10:00 | ||
カード使用 | 可 | ||
部屋の眺望 | 川・温泉街 | ||
部屋食 | なし | ||
夕食の内容 | 創作会席 | ||
朝食の内容 | 和食 |
公式HPネット予約特典 | 【ベストレート(最低価格)保証】公式HPからの予約が一番お得な料金になっております。 | ||
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お得なプラン | HP限定★ひとくちビール付プラン、豊後牛ステーキプランなど、詳細は公式をチェック★ | ||
白玉・侘助(定員3名) | ¥18,000~ 休前日アップ料金¥1,100~※6帖+広縁+T |
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利休・法師(定員4名) | ¥19,000~ 休前日アップ料金¥1,100~※8帖+広縁+T |
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長楽・高砂(定員5名) | ¥20,000~ 休前日アップ料金¥1,100~※10帖+踏み込み+T |
創業/改築 | 創業:1907年(明治40年)/改築:2004年(平成16年) | ||
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部屋数 | 全6室 | ||
収容人数 | 24名 | ||
貸切風呂 | 貸切露天風呂×3 料金 :宿泊の場合 無料 利用時間 :24時間 予約方法 :事前予約(宿泊予約時)・チェックイン時 |
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大浴場・他 | 男女別大浴場(男女の入れ替えなし) | ||
駐車場 | 15台 | ||
ペット | 不可 | ||
バリアフリー | - | ||
エステ・マッサージ | - | ||
インターネット | Wi-Fi対応 | ||
DVD | なし | ||
TVチャンネル | NHK2局、民放3局、NHKBS2局のみ | ||
施設 | 談話室・茶房「啓酔庵」 | ||
冷蔵庫のシステム | 利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースなし/冷凍室なし) 冷蔵庫のドリンク:ビール2缶、ソフトドリンク2本、ミネラルウォーター1本 |
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自動販売機 | なし | ||
売店 | なし |
浴衣 | ◎ | バスタオル | ◎ |
タオル | ◎ | 石鹸 | ◎ |
ボディソープ | ◎ | シャンプー | ◎ |
コンディショナー | ◎ | リンスinシャンプー | ◎ |
シャワーキャップ | ◎ | 歯ブラシ | ◎ |
ドライヤー | ◎ | ブラシ | ◎ |
くし | ◎ | カミソリ | ◎ |
綿棒 | ◎ | 洗浄機付きトイレ | ◎ |
車いす | - | ||
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お子様 | 子ども用浴衣/離乳食の用意/子ども用食器/粉ミルク用のお湯 | ||
外国語 | - |
オススメお土産 | 温泉糖(¥660)※消費税込 | ||
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近くのコンビニ | 徒歩1分 | ||
携帯アンテナ | ◎docomo | ◎au | ◎softbank |
料金 | - | ||
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利用時間 | - | ||
※食事付きプラン(要予約) | |||
料金 | ¥5,500(※消費税込) | ||
食事の内容 | 昼会席 | ||
設定日 | - | ||
受付時間 | - | ||
その他 | 個室休憩部屋あり |
料金 | - | ||
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利用時間 | - | ||
その他 | - |
泉質 | 含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(旧泉質名・含炭酸-重炭酸土類泉)(低張性・中性・高温泉) | ||
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源泉の温度 | 42℃ | ||
湧出量 | - | ||
水素イオン | pH6.8 | ||
溶存物質総量(ガスを除く) | - | ||
源泉の湧出状況 | 自家源泉で動力泉(ボーリングによってくみ上げる源泉)※自家源泉の本数:1本 | ||
加水/循環ろ過 | 源泉掛け流しだが冬の寒い日のみ熱湯(温泉ではない)を足す | ||
加温 | - | ||
消毒 | なし | ||
浴槽の湯の入替 | 1日に1回 | ||
入浴剤 | 未使用 | ||
泉質別適応症(平成26年7月1日改定) | きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 | ||
浴用の一般的適応症(平成26年7月1日改定) | 筋肉若しくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり ( 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、 神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期 )、 運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、 末梢循環障害、胃腸機能の低下 ( 胃がもたれる、腸にガスがたまるなど )、 軽症高血圧、 耐糖能異常 ( 糖尿病 )、 軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、 ストレスによる諸症状 ( 睡眠障害、 うつ状態など )、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
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湯の色 | 弱濁り湯 | ||
飲用 | 可 | ||
飲用の適応症 | あり(慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病) | ||
におい/味 | 独特なミネラル臭/鉄の味 |
電車 | JR豊肥線豊後竹田駅よりバスで45分(長湯温泉行き)終点下車徒歩3分 | ||
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送迎 | なし | ||
クルマ | 大分自動車道 湯布院ICより50分(35km) | ||
周辺観光スポット | 湯乃原天満社、長湯ダム展望所 | ||
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レクリエーション(観光農園、公園など) | 清滝公園、文学歌碑巡り、沢水キャンプ場 | ||
スポーツ | テニス、バドミントン(竹田市直入総合運動公園) | ||
スタッフより | 女将さんからのコメント 気配りよりも心配りを大切に、一期一会の気持ちを大事にしています。 |
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取材日 | 2009/05/24 | ||
一部情報更新日 | 2018/09/19 | ||
※予約問合せの際は、必ず「貸切温泉どっとこむ」を見たと言ってください。 |
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この宿の記事制作者
温泉コム株式会社 代表取締役
30年以上前から、全国の温泉宿をまわり続け、「貸切風呂」の必要性を宿主に説いていた。 今でも、一年の半分を温泉宿で過ごす旅人でもある。 コラムニスト、カメラマン、ドローンパイロットの他に、ホームページのデザイン、コンサルタント業務もこなす。