ホテル東横 ほてる とうよこ Hotel Toyoko

公式HPの宿泊プランを見てみると、まず料理のグレードを選んで、料理の献立を選ぶスタイル。
桶盛りや金目鯛などの地魚や、アワビ、山形出身の料理長が独自のルートで仕入れる紅ズワイ蟹など、いくつかのうちから選択可能。

地魚中心の夕食を日帰りプランでも

「ホテル東横」は、小さな子供連れの家族にも愛される工夫が満載な宿であるが、自身も3人の子を持つ佐藤専務の細やかな気配りが随所にあらわれている結果とも言える。
小さい子どもを連れての旅行は、周囲に気兼ねをしたりスケジュール通りに動けなかったりと大変なことも多い。
そういったファミリーでも、ゆったりと羽を伸ばせる空間を用意し、温かく迎え入れてくれるのが、この宿の魅力だ。
もちろん、カップルやご夫婦、女子会や気の合う仲間同士での旅行など、老若男女問わず喜ばれるだろう。
フットワークが軽く、何事にも積極的な姿勢のこの若旦那は、今後も様々なアイディアで、心温まる滞在を提供してくれることだろう。

この宿は、箱根連山を望む充実の露天風呂付客室や、開放感抜群の大露天風呂「百景の湯」、趣向の違う大浴場を備え、温泉地として歴史ある湯河原の湯を存分に満喫できる環境にも恵まれている。
しかも、全て自家源泉でまかなえる豊富な湯量。
ちなみに、温度の調整や供給量を補うため、井戸水による加水を行っているとの事。
したがって、満室になる休前日よりも、空室のでる平日の方が、加水の割合が少なくなるので、温泉にこだわる方には狙い目だ。

この宿は、幅広い客層を網羅できる要素を持っている。
「ホテル東横」という名前の印象は一度、この宿に宿泊するとイメージが変わるだろう。
ここは「ホテル」というより、「温泉旅館」の良さを体感できるはず。
「ホテル」のような充実した施設からくる安心感と、居心地の良さを感じさせる「温泉旅館」の両方の利点を感じさせてくれる。
首都圏からこれだけ近い立地で、温泉情緒を味わえる点を考えても、「ホテル東横」の存在価値は大きい。(JIN／IZ)