宮城県大崎市にある「鳴子温泉郷」には鬼首温泉、中山平温泉、鳴子温泉、川渡温泉、そして東鳴子温泉と5つの温泉地がある。鳴子の歴史は古く、承和二年(835年)に潟山の大爆発により、燃え滾るような湯が、すさまじいほどの轟音をあげ噴出したために、「鳴郷の湯」と呼んだことから「鳴子温泉」の名が付いたと「続日本後紀」に書かれているそうだ。
「旅館大沼」は、その鳴子温泉郷の中のひとつである、東鳴子温泉街の中にある。
そこは、賑やかな観光地とは程遠くかけ離れているが、どこか懐かしくアットホームな雰囲気が漂う町並みで、そこには古きよき日本の暖かさや、家族的なおもてなしが受けられる、こぢんまりとした温泉宿が軒を連ねている。
東鳴子の歴史も同じく古くから伝えられており、昔、壇ノ浦の合戦(1185年)のため、逃れてきた平家がこの土地にたどり着き、仁治元年(1240年)の時に温泉を発見した言われている。また別の一説には、「続日本記」によると、天平19年(747年)玉造郡がこの土地に置かれたときには既に温泉があったとも伝えられている。いずれにせよ、はるか昔から存在した温泉だといえるだろう。
宿へ到着するまでの国道47号線沿いには、欄干にこけしをあしらった橋や、大きなこけしの看板などをたくさん見かけた。こけしの名産であり、江戸時代には伊達藩ゆかりの静かな温泉街、東鳴子に到着する。
「旅館大沼」はここで、100年以上に渡り、多くの人々に愛されてきた伝統ある温泉旅館である。玄関横には縁台があり、荷物を降ろしながらチェックインをする。ロビーでウェルカムドリンクの抹茶が出され、ここで一息。ゆっくりと長旅の疲れを癒してくれる。
ロビーにあるソファでは、宿泊客が行きかう憩いの場になっている。始めての客も、常連客も、またこれから宿泊する人も、今から旅立つ人もみんな、「どちらから?」「いい天気ですね」と気軽に声をかけられるような、親しみあふれる空間だ。
ソファ横には、タレントの森公美子さんや写真家の荒木経惟さんなどここを訪れた著名人の写真が飾られていた。
「旅館大沼」の宿自体は本当にシンプルで無駄のない客室やロビーになっている。決して豪華さはないが、田舎ならではの懐かしさがあり、ほっとさせる雰囲気だ。また客室なども一切無駄のないシンプルなつくりになっているので、ある意味では温泉に浸かること、そして上質のお湯を楽しむことに集中できるような宿だといえるだろう。
「旅館大沼」の客室は本館と湯治館とで大きく特徴が分かれる。
本館には、主に観光旅行を目的とした客が宿泊し、湯治館には湯治を目的とした長期滞在する客が対象になっている。
そのため、湯治館には自炊場や洗濯機などもあり、自炊湯治であれば1泊4,270円〜とリーズナブルに宿泊することができる。(ただし3泊以上が条件)。
まず本館には2タイプの客室がある。和室(9〜15帖)で冷蔵庫、TV、洗面台やトイレ付の客室がAタイプ。そして和室(9〜11帖)冷蔵庫、TV有り。大きく違うのはトイレ・洗面台がないという点だ。どちらも派手で豪華な装飾などは一切ない、シンプルで清潔な和室になっている。アメニティも浴衣、タオル、歯ブラシなどが揃っており、その他のドライヤー、シャワーキャップ、くし、ヘアバンドなどはフロントに伝えると無料で貸し出してくれる。
湯治館の客室も同じくシンプルな和室(6〜7帖)で、こちらも客室にトイレはない。冷蔵庫も中身のないフリーの冷蔵庫が備え付けてある(一部の部屋にはなし)。
また湯治館の201号室、301号室には文書机が設置されている。小さいながらも読書や書物、パソコンを使った作業にはぴったり。全室インターネットに接続可能になっており、ケーブルは無料貸出してくれる。パソコンは貸出ししていないので、自身のパソコンを持ち込もう。
アメニティなどは基本的には客室にないので、普段使っているものを持ち込むようになっている。長期滞在の場合は掃除機なども貸し出してくれる。湯治館では本格的に湯治をするのにぴったりな環境ではあるが、気ままにひとり旅を楽しむのもよし、溜まった仕事を集中して片付けるのもよし、使い方は自由自在だ。
ちなみに本格的な湯治の場合、だいたい7日間ほどで体の毒素を出し切り、次の7日から徐々に体の調子を整え始めるのだとか。だだし、これは一つの目安であって、個人の体調や病の状態によって大きく異なる。気になる方は湯治の期間など医師に相談してみてもよいかもしれない。
「旅館大沼」の公式ホームページには、ここへ湯治に通いスポーツで負った怪我の治療やアトピー性皮膚炎の治療に通った客の体験記が掲載されている。湯治の効果は人それぞれであるが、ぜひ参考にしていただきたい。
夕食は本館1階の小宴会場でいただく。料理を担当するのは、5代目湯守大沼伸治さんの弟である大沼晃さんだ。
季節や旬の食材を中心に、メニューを構成するという大沼さん。露地ものの野菜や近くにある道の駅などで地元の新鮮な食材を仕入れてくる。
取材日(2008年7月)の夕食は、〆鯖黄身酢掛、プチトマトシロップ漬、揚げ茄子味噌かけ、ウナギかば焼き、キャラブキと色とりどりな5種類の前菜、そして酢の物としてみょうがをのせたモズク酢が出てきた。
次はお客さんからも好評いただき、「旅館大沼」の名物料理となった「茶碗蒸し」。一見、ごく普通の茶碗蒸しだが、一口たべて納得。茶碗蒸しの中にはゴマ豆腐が入っているのだ。シンプルながらも意外な組み合わせが美味しい。定番の一品として愛されているそうだ。
その後、「刺身」、「煮物」、「焼物」、「揚物」と続く。旬の魚や鮎、米茄子、アスパラなどを使った料理は素朴でとてもシンプルだ。「強肴」は牛肉の陶板焼。ジューシーな牛肉と一緒に焼き上げるのはパプリカ、ピーマン、エリンギ、玉ねぎ、クレソンといった地元の夏野菜。
最後に果物と、地元産無農薬のお米とお味噌汁が。すべて食べきるとお腹いっぱいになるが、野菜が多くシンプルな料理ゆえ胃が重くなり過ぎないように感じた。
ちなみに湯治館で長期滞在の場合、自炊するか、料理をいただくかが選択できるが、自炊の場合、このご飯とお味噌汁のセットを300円で注文することもできる。また湯治の効果を高めるために「半断食」などのプランもある。湯治で代謝が高まり、体内の毒素を出し切ったところへご馳走ばかりを詰め込まず、玄米粥などをいただくと体の余分なものが燃焼され心も体もすっきりするそうだ。
そして、朝食。まずあぶら麩の味噌汁、無農薬のお米、きんぴらごぼう、しらす大根おろし、鮭、温泉卵、ブロッコリーとパプリカのサラダ、山芋の蒸し物、小松菜のおひたし、そして名物のしそ巻き。こちらもシンプルでボリュームたっぷりだ。
大浴場は本館1階の「薬師千人風呂」。広々としたこちらは、目の湯として親しまれてきたことから、湯舟には目をかたどった絵がかかれている。そして壁にはのびのびとした天女の姿が。この絵は1996年5月縁あってこちらに滞在した仏画師の高橋典子さんが滞在中にかき上げたものだ。
また湯舟横には湯治によって人々の体が健康になるようにとの願いが込められたお薬師様の姿もある。
ちなみにこの薬師千人風呂は日本の温泉ならではの混浴。湯治場として賑わっていたその昔、大きな湯舟では男も女も、大人も子供も関係なくおおらかに豊かなお湯を楽しんでいたのだろう。女性の方も一度勇気をもってチャレンジしてみては。泉質は含芒硝・食塩重曹泉。肌を滑らかにしてくれる効果もある。
また、大浴場の隣には「天女風呂」が。こちらは女性専用の内風呂。どうしても混浴はNGという方はこちらを利用すればいい。泉質は純重曹泉。皮膚の角質層を柔らかくし、皮膚の分泌物を乳化してくれる働きもある。肌をなめらかにするため昔より“美人の湯”として親しまれてきた。
宿から少し離れたところに、青々とした田んぼが広がる。ここでは「旅館大沼」が鳴子の農家の方と提携をし、宿泊客・日帰り客に田んぼ作業を楽しんでもらおうと種まきから刈り入れまで年間10回の田んぼ作業と湯治をミックスした「田んぼ湯治」を行っている。
毎日ご飯は食べるけれど、それがどんな過程を経ているか、普段田んぼを近くで見ることのない子供たちにはとてもいい経験になる。また子供だけでなく、大人も太陽の下での田んぼ作業でしっかり汗をかくと、お米のありがたみがよくわかる。
都会ではなかなか味わえない田んぼ作業をぜひ体感してみてほしい。
この田んぼ湯治で刈りとった米は「湯治米」と呼ばれ、収穫祭などでみんなで味わう。農作業で得られる収穫の喜びはひとしおだ。さらに田んぼで汗をかいた後の温泉も格別に気持ちいい。
東鳴子では「田んぼ湯治」をはじめ街全体で自慢の温泉をPRしようと様々なイベントを企画している。今年2008年、東鳴子ではのんびり湯治をしながら、地元に根ざしたスローアートを楽しんでもらおうと「GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭」が開催されていた(〜8月31日まで)。
「旅館大沼」では館内に、イラストレーターの宮本ゆりさんによる「龍を飾る」や小田島達郎さんの「木と遊ぶ」といった作品が展示されていた。
また「旅館大沼」の魅力の一つは離れである、貸切露天風呂「母里の湯」や山荘「母里乃館」などがそうだ。これらは基本的には宿泊客に向けて利用・貸出をしているスペースだ。
山荘「母里乃館」は緑に囲まれた静かな場所で、広間では、詩作の会や写経、華道など趣味の集まりやセミナー、休憩など様々な用途に使用されている。広さも充分にあり、自然に囲まれた静かな場所で気兼ねなく過ごせるとあって人気だ。
また、「母里乃館」には波動スピーカーという円筒形のスピーカーが置いてあり、月に一度くらいのペースで「演奏家のいない演奏会」という音楽会を開催している。
たった1本のスピーカーなのに、まるで目の前で演奏家が演奏しているよな臨場感に包まれるのは驚きだ。
温泉で体の細胞をゆるめた後、ゆったりと極上の音に包まれるのは至福のひとときだ。
また四畳升床の本格的茶室「緑清庵」でも緑に囲まれた静かな茶室でゆっくりと茶の湯を楽しむことができる。この離れにある山荘へは歩いていくこともできるが、露天風呂を利用時などは本館から送迎もしてもらえる。
本館ロビーのソファ横に置かれているのは、離れの「母里の湯」付近で見つけられた草花を撮影したアルバムが置かれている。春夏秋冬ごとに分けられたアルバムはとても厚く、プロカメラマンが4年間もかけて撮影したものだそうだ。「母里の湯」付近で見かけた珍しい草花を撮影し、細かなディテールを見て名前を調べている。こうして写真を見ていると、離れ「母里乃館」はまるで植物園のようだ。可愛らしい草花の名前を覚えると、また離れに出かける楽しみが増えてくる。アルバムは立派な図鑑のように見ごたえあり。
ここ「旅館大沼」に滞在するならぜひ楽しんでほしいのがトライク。前輪2輪、後輪1輪で楽しい乗り心地が楽しめる。このトライクはフロントで申し込めば無料で貸し出してくれるので買い物がてらでかけてみては。
トライクでサイクリングに出かけるなら、宿の付近に流れる江合川(荒雄川)沿いがおすすめだ。ゴツゴツした岩肌など独特の景観が楽しめる。また少し足を伸ばせば「あ・ら・伊達な道の駅」もあり、地元食材やお土産を買うのも楽しい。湯治で長期滞在する場合でも便利だ。近所にはパン屋や食堂もあり。長期に滞在する場合でも自炊に困ることはないだろう。
お土産コーナーには、土地柄こけしグッズがたくさん。ミニチュアサイズのこけしの中に手紙を入れて送ることができる「こけし通信」は大人気だ。近くに郵便局もあるが、フロントでも切手も販売している。ぜひ旅先から友人や家族にお土産を兼ねて送ってみよう。もらった方は、突然ポストにかわいらしいこけしが届くので、きっと驚くはず。
その他、こけしが描かれた「わらび餅」。こちらは客室でもウェルカムスイーツとして出されている。
お酒が好きな方へのお土産は、国際ビール大賞でも受賞した地発泡酒はいかがだろう。小ぶりの瓶で「御殿湯浪漫(高原ラガー)」、「山ぶどう」「ブルーベリー」の3種類あり、贈り物用に化粧箱もある。
フロントで目に入ったのは不思議な猫が描かれた絵はがきのセットだ。このイラストは大沼さんと交流のある版画家、大野隆司氏によって描かれたもの。かわいいイラストとともに“人生、意味がなくても無駄じゃない”といったメッセージが。こけしにかけてか、「猫の苦消し絵はがきセット」となっている。
失礼ながらこの「旅館大沼」の主である大沼伸治さんには、“社長”や“オーナー”と言った肩書きよりも“湯守”そして“5代目”そういう呼び名が一番しっくりと当てはまる。
そう感じるのは、やはり話をしている言葉の一つ一つに、大沼の伝統あるお湯への愛情、あるいは敬意のような気持ちがにじみでているからかも知れない。
この宿に生まれ、幼い頃から湯治に通う客の賑やかな姿を見て育った大沼さん。漁業や農業の過酷な労働で体に染み付いた疲れを洗い流すべく、昭和の高度成長期、温泉は湯治に通う人で大賑わい。まさに「湯治場全盛期」といえる時代であった。
大きな混浴風呂ではのど自慢が始まったり、夜には宴会があり、たくさんの人の笑い声や歌声を聞きながら子供時代を過ごしたそうだ。
大学に進むと当時、珍しかったホテル・観光講座で学び、卒業後の2年間は伊香保の一流旅館「福一」での修業を終え帰郷。「旅館大沼」の5代目としてこの宿を引き継いだ。しかし賑やかだった時代は変わり、湯治に通う客も少なくなっていた。時代に似合わない古い温泉旅館になってしまったこの宿を、いかに元気にさせるか、大沼さんの葛藤は続いた。
そうして辿りついたのはとてもシンプルな答え、「このお湯があるから、大沼は100年も愛されてきた」というもの。
湧き出るお湯の良さを改めて打ち出していくことで、旅館の活気を呼び戻していった。
幼少の頃、多くの人で賑わう湯治場で過ごした大沼さんは「カタチだけをまねたテーマパークやリゾートなどでは決して得る事のできない、人間同士が創りだす喜びが満ち溢れていた」と昔の様子を語る。
湯治場に通う人々がどれだけ豊かな時間を共有していたかを、現代の人々にも関心をもってもらい、また体験してもらいたいと「TOJI PROJECT」を立ち上げ温泉の魅力を伝えている。
子供の頃から豊かな温泉文化を知っている大沼さんならではの発想だ。
また、「湯治」を「TOJI」にしているのは格好がいいからだけではない。現代風にアレンジして「湯治」を体感してほしいからだ。昔から伝わる癒しの療法が、目まぐるしく変わる現代にこそ「湯治」が必要と思うからこそ・・・のネーミングに違いない。
彼の宿やお湯に対する熱い気持ちやこれまでの葛藤の日々は、公式HP内にある「五代目湯守 大沼伸治〜温泉と私〜」でぜひ読んでいただきたい。
現在、大沼さんはこの「旅館大沼」とともに新たな温泉のあり方を示していこうと奮闘している。東鳴子の街全体を盛り上げようと様々なイベントや催しを企画。
2007年4月には13の成分が異なる重曹泉がわく、東鳴子を「重曹泉の郷」と宣言し街をPRした。
その様子は新聞にも取り上げられ話題になる。
また、江戸時代に仙台藩藩主専用のお湯として使われていた「御殿湯」を復活させようと活動をする中で「御殿湯駅」として駅が全面リニューアルするという幸運にも恵まれた。
ちなみに、その記念イベントで大沼さんはテーマソングを作り、その作曲を手がけた大場陽子さんと出会い、二人の気持ちを実らせめでたく結婚することになった(2008年9月下旬)。田植えや音楽、アートなど、温泉とのコラボレーションで街はいくらでも面白くなる。大沼さんはそんな思いを伝えるために一生懸命情報発信している。
これからも温泉での湯治文化に新しい価値を、と大沼さんの挑戦は続いていく。「良質な温泉で体を温めると代謝が高まり、体から毒素を出そうとする、これからは食事もオーガニックなメニューを提供し、体も心も毒素を出してもらえたら」と話す。
確かに取材で宿泊した際、長旅で疲れているはずの体もじっくりとお湯であたたまり、ぐっすり眠ることができると体も心も軽くなったように感じた。この感覚が温泉によって“毒素を出す”状態なのかも知れない。
「旅館大沼」は正直なところ、最近流行りの温泉旅館のような派手さやエンターテイメントさはないかもしれない。若いカップルには、地味で古風な宿だと感じるだろう。
しかし、この宿の最大の魅力は、目に見える宿の派手さや豪華さではなく、体で感じるお湯のぬくもりであり、それによって取り戻す、カラダやココロ本来のパワーであると思う。
この東鳴子では古くからたくさんの人々が街から湧き出るお湯で体を癒してきた。お湯の力は決して「医療」の域ではないが、人々が絶えることなく集まり「湯治場」としてのコミュニティを完成させている。その事実こそが医療以上の力を実証しているように思う。
大沼さん曰く、湯治は一種の“放電”のようなもの。日ごろのたまった疲れを出し切って、体も気持ちもすっきりと浄化したいものだ。
「旅館大沼」は、気取っておしゃれしていく宿ではない。ふだんのスタイルのまま、思い立ったらぶらっと出向くような感じでいけばいい。そこには極上の温泉とスタッフの温かいもてなしが待っている。男も女も年齢が40を過ぎたらこんな宿を常宿にすればいいだろう。
色々な人生を歩んできた大人だけがこの宿の本当の良さがわかるような気がする。
最近、この宿で変わってきたのは、若い女性グループ客が増えてきたことだろうか。
数年前にから比べると格段に増えたという。それはもちろん地元の方ではなくて、都会から来るお客のことだ。
癒し目的か、美容目的か、単なる温泉旅行なのか定かではないが、着実に増えているという。
ただ言えるのは単なる観光目的ではないということだ。
何か楽しいだけでない、「温泉」に対して何らかの付加価値を求めているのだろう。その現象を見て「旅館大沼」は現代人が欲するサプリメントに近い存在なのかとも思った。
温泉に行くという行為、行動事態が、そして、ある目的意識を持ったものが、「連泊滞在型」という新しい旅のスタイルに変化していくような息吹を感じた取材だった。
(J/YU)