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丸長旅館
まるちょうりょかん MARUCHORYOKAN |
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<上記の画像をクリックすると公式HPにリンク>
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公式HPネット予約特典あり ※詳しくは宿泊情報をご覧ください |
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| オススメの客層 |
〜20代 |
30〜40代 |
50代〜 |
ファミリー |
女性客 |
お忍び系 |
| ★★ |
★★★ |
★★★ |
★★ |
★★ |
★ |
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| この宿のキーワード |
■全6室で静かに過ごせる正統派の日本旅館 |
| ■3つの貸切風呂で独占する高濃度の炭酸泉 |
■地元の人にも人気がある洗練された会席料理 |
| ■周囲の湯巡りで温泉通もうならせる |
■芹川沿いに建ち、渓流の音に癒される宿 |
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「丸長旅館」は全6室に対し、大きい貸切風呂2つと小さな貸切風呂がひとつ、合計3つの貸切風呂が備わっている。
時間の制限がなく、24時間好きなときに好きなだけ湯浴みできる。時計を気にすることなくじっくり温泉と向き合えるのは至福のひとときになるはずだ。
大きい貸切風呂2つはもともと男女別の大浴場だった。それほど広いわけではないが、大人2人で入浴するには充分なもの。
内風呂だが雰囲気のいい湯浴みのスペースが広がっている。今でも客層の構成によっては、大きい貸切風呂を大浴場とすることがあるが、どちらにせよ貸切状態に近いだろう。
脱衣所には床暖房が備わっており、冬場にはありがたい設えだ。
小さい貸切風呂は大人2人で何とか入れる程度の大きさ。こちらも24時間空いていればいつでも利用が可能。脱衣所にはオムツ交換用のベビーシートが備わっているので、小さな子ども連れのファミリーに好評である。
「丸長旅館」の自家源泉は“日本一の炭酸泉”との呼び声が高い長湯温泉。薄く濁った源泉かけ流しの炭酸泉を、プライベートに利用できる贅沢を味わってほしい。
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宿泊情報 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分
(サービス料込税込)※入湯税150円 |
■公式HP ネット予約特典 |
下記から1つ選択可
@冷蔵庫内の飲み物が無料
A平日に限り季節のフルーツかデザート(アイス)サービス
B平日に限り焼酎の利き酒セット
Cチェックアウトが11時に(通常10時)
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■白玉・侘助 (定員3名) | ¥16,000〜 休前日アップ料金なし ※6帖+広縁+T |
■利休・法師 (定員4名) | ¥17,000〜 休前日アップ料金なし ※8帖+広縁+T |
■長楽・高砂 (定員5名) | ¥18,000〜 休前日アップ料金なし ※10帖+踏み込み+T |
| ■IN→ | 15:00 | ■OUT→ | 10:00 | ■カード使用 | 可 |
| ■部屋の眺望 | 川・温泉街 | ■部屋食 | なし |
| ■夕食の内容 | 創作会席 |
| ■朝食の内容 | 和食 |
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| 「日本一の炭酸泉」として名高い長湯温泉は、標高1700メートル級の山々が連なった九重連山の東側に位置する小さな温泉郷。
別府、由布院など、温泉に恵まれた大分県の中でも、最近脚光を浴びている温泉地でもある。
長湯温泉のある大分県直入町は平成17年(2005年)に竹田市と新設合併し、竹田市直入町となった。
もともと直入町は広大な自然の中にある人口3000人ほどの小さな町であったが、合併することにより、竹田市は九州の中で、最も人口密度が低い市になった。それだけ、のどかな環境にあるということだ。
位置的には、大分県のほぼ中心にあり、別府や由布院まで約40km、熊本県の黒川温泉は約30kmほどのロケーションにある。
また、話題の「九重”夢”大吊橋」までは、28kmの距離となっている。
もともと長湯温泉の存在は奈良時代(西暦740年ごろ)に編纂された「風土記」にも記されている。
ただし湯浴みの施設が整い始めたのは江戸時代になってからのこと。
宝永3年(1706年)にこの地を治めていた豊後・岡藩の藩主、中川久通の入湯と宿泊の便を図るため、湯浴みのできる御茶屋が建設された。これが初めての藩による湯屋の建設であったと言われている。
その後宝永6年(1709年)に中川藩主の側女であった陽光院が天満神社の薬師堂を建設、薬師如来像と地蔵尊を建立した。
この薬師堂は現在長湯温泉の守護神とされており、大切に祭られている。
平成21年(2009年)はその薬師堂の建立からちょうど300年経ち、「開湯三百年記念祭」としてイベントが行われている。
長湯温泉街の中心と言えるのが天満神社の横を流れる「芹川(せりかわ)」。
芹川をはさんで温泉旅館や日帰りの温泉施設が点在しており、雰囲気のある温泉街の光景が広がっている。
中でも芹川と一体化するようにある混浴露天風呂の「ガニ湯」は長湯温泉のシンボルとも言える。
「丸長旅館」はその芹川沿いに建ち、「ガニ湯」を見下ろす絶好のロケーションにある。
芹川は天然のスッポンが見られるほどの清流であるが、同時に周辺の緑豊かな山々との風景は、「丸長旅館」創業当時の明治時代の頃と何ら変わっていない。
また日帰りの温泉施設も近所にいくつかあるが、宿のすぐ隣りは日帰り入浴施設「長生湯」だ。
地元の住民がこよなく愛する、生活に密着した共同浴場なのだ。
「丸長旅館」は、以前3階建ての木造の造りであったが、平成16年にそれまでの建物を取り壊し、新たに新館を建てたのだ。それでも、伝統を感じさせる雰囲気はちゃんと残されているのは嬉しい。
鄙びた温泉街の景色にも見事に溶け込んでいる。
(スペース)
一歩宿に入ると旧館時代の名残りと思われる“欄間(らんま)”や囲炉裏が配され、正統派の日本旅館と言えるだろう。
客室のある2階の廊下は、畳敷きになっているので裸足で歩くのに非常に気持ちがいい。
また、隅々まで掃除が行き届いてると思われ、清潔感にあふれていて心地いい。
宿の施設は至ってシンプル。1階に貸切風呂が3つと食事処があり、2階には客室と談話室(ライブラリー)が備わっている。
以前は、男女別の大浴場と貸切風呂の3つのお風呂で運営していたが、個人客が中心となってきたので、最近では男女別お風呂は、貸切風呂として使われるようになったという。
「丸長旅館」の温泉は「含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(旧泉質名・含炭酸-重炭酸土類泉)」で、全て源泉100%かけ流しだ。
ただし気温の低い冬の夜中は熱い湯(温泉ではない)を足すこともある。
長湯温泉は“日本一の炭酸泉”と称されるが源泉温度が高いと炭酸が飛んでしまうため、その泡を目にすることはない。
しかしその素晴らしい泉質は源泉口を見れば一目瞭然。高濃度の炭酸泉はミネラル分や鉄分が多い温泉の固形物質により、茶褐色の独特な色を附着させている。
また、名前どおり長湯をしていただくとその効果は実感できると思う。炭酸の成分で体の血管が広がり、血行が促進していることが肌で感じられるはずだ。
長湯の炭酸泉の効果を長年研究した、九州帝国大(現・九州大)の松尾武幸教授は短歌でこう歌っている。
“飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に 血の薬”と、入浴だけでなく、飲泉をしても効果があるとのことだ。
ドイツでは温泉を“飲む野菜”と言うほど。実際ミネラルの補給にいい。
ただし鉄の成分も強いので飲み過ぎないこと。1回で100〜200cc、1日に200〜1000ccが適量といわれている。
“飲んだら乗るな 飲むなら温泉”という面白い交通標識も見かけた。
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| 「丸長旅館」の客室は、3タイプの客室が2室ずつ備わっており全6室。
余計なものを置かないシンプルな和室のしつらえは上品な茶室のようだ。これも、できるだけ何もせずのんびり過ごしていただきたいという宿の配慮なのだろう。
平成16年に全て新設した客室は掃除が非常に行き届いており、今でも新築の様な清潔感にあふれているのが素晴らしい。
3タイプの客室をグレードごとに紹介していく。
最もグレードの高い角部屋となるのが「長楽」と「高砂」の2室。10帖の広々とした和室で、贅沢な時間を約束する。
こちらの2室は芹川に面した客室で、渓流のせせらぎが心地いい。共同露天風呂「ガニ湯」も目の前だ。
定員は2〜5名となっている。
続いての「利休」と「法師」のタイプも芹川に面した客室。8帖の和室と川を望める広縁が備わっており、眺望を楽しむに丁度いい。
定員は2〜4名。
6帖タイプの客室は「白玉」と「侘助」の2室。備わった広縁からは長湯の温泉街が望める。
定員は2〜3名。
全室シャワー付きのトイレや冷蔵庫が備わり、必要充分。テレビなど日常的なものは余り目に入らないよう障子で隠されているところに日本旅館の美学を感じる。 | |  |
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| 「丸長旅館」での食事は2種類備わった食事処でいただく。
テーブル席がご希望の方は「啓酔庵(けいすいあん)」という食事処にご案内。青杉やケヤキを使用した落ち着いた雰囲気の茶房だ。昼食の営業もしており、昼の会席コース(5,000円)、ステーキ丼(1,500円)、湯葉丼(1,000円)などは地元の人に好評を博している。(要予約)
個室でゆっくりしたい方は掘りごたつのある食事処で誰に気兼ねすることなく食事が楽しめる。
取材時(2009年5月)にいただいたのは「皐月の献立」。丸長旅館の料理は、その季節に合わせた旬の食材を中心とした、上品な会席料理となる。一品一品ご紹介しよう。
始めにいただいたのは食前酒の枇杷酒。
竹田市近郊で採れた枇杷で作られたお酒は食前に合う。季節によってはイチゴ、サクランボ、だいだいなどに変わるとのこと。
先付けは引き上げ湯葉。
こちらは厳選した大豆と、地元のきれいな水で毎日引き上げているという湯葉となる。生姜とともにいただく人気メニューだ。
前菜は芹のお浸し、海老蒲鉾、茗荷寿司、笹寿司、コンニャク旨煮、蕗(ふき)の東寺巻き、空豆のおかき揚げ、サーモンの蓮根、厚焼き玉子、合鴨ロース、春キャベツと11品が美しく盛りつけられる。
芹は宿の前を流れる「芹川」で採れたもの。笹寿司は鯛をチマキ型の寿司にあしらった。厚焼き玉子は蒲鉾のような変わった食感が珍しい。春キャベツは蕗味噌を巻いた一品。
お椀替りは蓬豆腐にたたき蕨、山葵、赤ピーマンが添えられる。
蓬のしっかりとした苦味が感じられ、その緑と赤ピーマンとのコントラストも鮮やか。
向付けはエノハ、鯛、あしらい一式。
“エノハ”は山女やアマゴを一まとめにした呼称で、九州の一部の地域でそう呼んでいる。川魚特有の臭みがないので刺身にしても美味しい。
焚合せは飛竜頭、焼筍、万願寺しし唐。
飛竜頭とは豆腐をつぶし、野菜をつめて揚げた精進料理の一種。筍はその日に採れたという孟宗竹を使用。万願寺しし唐は通常のものよりも大きく、甘みがあり、食べやすいことが特徴的だ。
揚げ物はエノハの唐揚げ、山菜。エノハの唐揚げはこの地区の名物料理。からっと揚げた淡泊な白身は絶品だ。山菜の天ぷらとともにおろしとつゆでいただく。
煮物はじゃが芋饅頭。
じゃが芋の中に鳥ミンチを入れ、軽く揚げて饅頭にしたこちらはやさしい味。もみじ麩と青豆を添え、彩りもいい。
御飯物は焼きおにぎり茶漬け。
こちらはスタッフのまかないだったものを一度お客に出したところ、好評を得たのでメニューに取り入れたのだという。添え物は山葵か梅肉を選択する。御飯物は土鍋の白米に変更が可能だ。
水菓子は黒蜜と黄粉のアイス。
茗荷の砂糖漬けが添えられ、これが非常に上品な甘さ。イチゴも添えられ、爽やかな甘さも楽しめる。
以上が今回いただいた「皐月の献立」だ。肉類よりも野菜を中心とした、ヘルシーで上品なラインナップ。それでいて手間のかかったお皿が多く、並々ならぬこだわりも感じられる。これぞプロフェッショナルの料理といった感がある。
別注料理としては「スポネの茶碗蒸し」がお勧め。現在長湯ではスッポンを"スポネ"と称し、各宿で売り出している。
美容と健康にいいスッポンと温泉の相性は抜群だ。
朝食もお腹にやさしい料理が並ぶ。
3つの小皿はこんぶの佃煮(かつぶしのりがけ)、ホウレン草のお浸し、おろしのかつぶしがけ。ざる豆腐にはネギと生姜が添えられる。
煮物はシイタケ、かぼちゃ、切干大根、絹サヤ豆。
玉子は目玉焼き、出汁巻き、温泉玉子、生卵から選択ができる。地元の新鮮な餌にこだわって飼育された鶏卵はどれも絶品。
味噌汁は焼いたアゲ、ワカメ、里芋の具が入る。香の物は梅干し、きゅうり、高菜。
ご飯はお客の朝食時間に合わせ、土鍋で炊きわけている。新潟の知り合いから取り寄せているというコシヒカリは掛け値なしにうまい。
以上が取材時の朝食メニュー。やはりヘルシーな食材が中心で、朝のお腹にも優しい。普段朝食は余り食べないという方も美味しくいただけるだろう。
「丸長旅館」で料理の腕をふるうのはオーナー料理長の伊東義文さん。料理長のやさしい人柄と上品な料理は通ずるものがある。
また「できるだけお客さんのタイミングに合わせる」ことを第一に考え、料理を提供しているとのこと。
料理は出来立てが旨いということを真面目に遂行しており、当たり前のことかもしれないが、食事する人にとってみれば大変喜ばしい。
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「丸長旅館」に来たなら外湯も是非お勧めしたい。歩いていける範囲で4つの外湯があり、それぞれ源泉が違うので微妙に違う炭酸泉が楽しめるのだ。
芹川沿いの客室に泊まったお客なら、目の前に眺めることができるのが混浴露天風呂「ガニ湯」。
こちらは日本一恥ずかしい露天風呂と言っていいかもしれない。脱衣所は無く、周辺の道路や旅館から丸見えだが、水着での入浴は可能。
こちらの源泉温度約38℃とぬるめで、のんびり浸かるのに丁度良い。
夜は川のせせらぎだけを聞きながら満天の星空を見つつ湯浴みできるので、夜中こっそり来る人も多い。
24時間365日無料で利用可能な野湯だが、大雨の時は芹川に水没してしまうという。
名前の由来はカニの姿を形作った岩から、炭酸の湯が泡立って湧いていた様子を見て名付けられたとのことだ。
こちらの泉質は「マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(旧泉質名・含土類-重曹泉)」で、「丸長旅館」とほぼ一緒の泉質だが、野趣満点のワイルドな温泉は、機会があれば是非体感したいものだ。
「丸長旅館」のすぐお隣りは、市営の日帰り温泉処「長生湯(ちょうせいとう)」。
入浴料金200円を入れると、自動ドアが開くシステムになっていた。すぐに入場しないと、ドアが閉まるので注意が必要。
中には温泉情緒のある男女別の内湯が備わっている。6時〜22時に利用ができ、比較的早い時間から営業しているので朝食前に行くのもいいかもしれない。
宿から5分ほど歩けば温泉療養文化館「御前湯(ごぜんゆ)」にたどり着く。平成10年に誕生したこちらの温泉施設は洋館風の造り。
もともと安永10年(1781年)に藩営の共同浴場として「御前湯」は建てられており、藩主だけでなく藩士や農民たちも訪れ、賑わいを見せていたという。
家族湯や露天風呂など施設内は充実している。
やはり飲泉を勧めており、玄関にある飲泉場のほか、館内すべての湯口から出る温泉は飲むことができる。
「丸長旅館」で割引入浴券も販売している。
日帰り温泉処「天満湯(てんまんゆ)」は芹川にかかった橋を渡ったところにあり、「丸長旅館」からは徒歩1分程度。
こちらの源泉は40℃弱なので、夏場は適温だろうが、冬場は少し冷たく感じるかもしれない。しかし長湯すれば炭酸泉のおかげで体が温まり、湯冷めをすることはない。
外観は古びており、浴槽は大人5人くらいでいっぱいになるが、6時〜22時の間一人100円で利用できるので地元の人に非常に愛されている。
「天満湯」の向かいにあるのが「湯乃原天満社」。飲泉所「陽光院薬泉堂」や天然の湧水「神の水」など水の恵み豊かな神社だ。実は長湯にはこういった湧水の水汲み場が多々ある。
「神の水」は夕食後客室に戻るとポットで用意されている。夜中など喉が急に渇いた時にはあるとうれしいもの。
客室には「午飯松間眠足」と書された掛け軸が飾られている。“昼の食事を済ませて松の木の下で充分に眠る”という意味。のんびりと過ごしてもらいたいという宿の思いが込められている。
珍しいアメニティとしては裁縫道具が備わっていた。
「丸長旅館」のオーナー料理長・伊東義文さんは「長湯温泉旅館組合」の組合長として、長湯温泉発展のため日々忙しくしているが、できるだけ泊まりにくるお客には挨拶をしているという。
食事の好みを自ら聞き、そのお客に合わせた料理を作っているのだ。
奥さんの成美さんは「一期一会」の気持ちで、常に一生懸命女将業に励んでいる。家庭的で気さくにお話できる人柄でファンも多い。
このようにお二人で“心からのもてなし”を実践している。
平成元年から長湯温泉は、温泉を架け橋とし、ドイツの代表的な温泉療養地で現在は姉妹都市のバードクロチンゲンと交流が始まり、平成19年までにおよそ300人の直入町民がドイツを訪れた。
伊東オーナーもこの地を訪れており、ヨーロッパ有数の歴史ある温泉地・バーデンバーデンの市長の家もお邪魔したと言う。
直入町と姉妹都市になったバードクロチンゲンは、専用のブドウ畑をなんと1万5千ヘクタールもプレゼントしてくれた。
もともとバードクロチンゲンのワインは地元で作られ、地元で消費される「旅に出ないワイン」。この良質なドイツワインが買えるのは長湯温泉だけなのだ。
「丸長旅館」では4500円で購入できる。
他にオススメのお酒は平成20年に創業100年を迎えた「丸長旅館」のオリジナル焼酎。
大麦100%のフルーティーでまろやかな味は宿の夕食によく合う。お値段は2500円。
ウェルカムスイーツでいただいたのは甘さ控えめのワラビ餅。竹の器が上品で見た目にも美しい。
長旅で疲れた体に一息いれていただくこと、温泉で消費するカロリーを事前に補給することを考え用意している。お菓子はすべて手作りで、月ごとに変わるとのこと。
お土産処は丸長旅館には備わってないがフロントにはいくつか並んでおり、長湯温泉の入浴剤や、お茶請けでもいただいた「柚せんべい」など購入できる。
オススメのお土産は「温泉糖」。こちらは地元の三村菓子舗が製作している名物お菓子だ。
炭酸泉を原材料にしているので、口の中に入れると弾く様に溶ける。コーヒーや紅茶にお砂糖のかわりに入れてもいいが、そのまま食べても甘すぎないので、おいしくいただけるだろう。
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「丸長旅館」は明治40年に創業、平成20年に創業100周年を迎えた老舗旅館だ。
現在オーナー料理長を務める伊東義文さん(昭和32年生)は四代目にあたる。
もともと宿の仕事が好きで、大学を卒業してすぐ家業を手伝おうとしたが、父親に「宿を継いで行く気持ちがあるなら、他のきちんとした場所でも働いてこい」と修行に出される形となった。
そして神奈川県・奥湯河原の高級旅館「京風懐石 海石榴(つばき)」で営業職に携わる。
最高級の素材を使った懐石料理をここで覚え、また関東の有名旅館に行く機会も多く、自分の舌を鍛えながら10年ほど務め上げた。
その後地元の同級生が宿を創業するという話を聞くと、「自分も早く・・・」という思いが強まったという。
そして、舞台を変えて、熱海の料理旅館で一から板場修業を始めた。
その後37歳の時(平成6年)に長湯に戻ってきた。
当時「丸長旅館」は料理人がおらず、仲居さんが食事を作っていたという。
伊東さんが料理長となり、熱海で修行した腕をふるうと、単なる田舎料理の枠をはるかに超える洗練された料理が生まれ、長湯の他の旅館で話題になるほどであった。
その頃、長湯温泉は徐々に人気が高まってきていた。
その隆盛は昭和62年(1987年)、入浴剤「バブ」の製品開発を行っていた「花王」から、長湯は「日本一の炭酸泉」との報告書が届いたことから始まった。
その2年後、平成元年に長湯の温泉街全体で「日本一の炭酸泉」を掲げた。この宣伝効果は絶大で、多くの観光客を獲得していったのだ。
「丸長旅館」でも徐々にお客が増えてきた。しかし代々受け継がれてきた旅館はかなり老朽化していた。
すでに四代目館主になっていた伊東さんは改修するか新築かで随分と悩んだという。
迷った伊東さんが、結局一番大事だと思ったことは「お客さんが気持ちのいい場所」を創ること。
「長い歴史があっても、古びた場所で食事をいただくのは気分のいいものではないだろう」と、旧館を壊し、宿を新築することを決意する。
もともと「丸長旅館」は、ガニ湯の近くにあり、珍しい木造3階建ての宿は景観にも一役買っていた。
「周囲の環境に溶け込み、以前からそこにあったように同化させたい」との思いで、純日本建築で宿を建て始めた。
今までのお客の思い出を少しでも残そうと、旧館の天井板や床板、竹組の丸窓、梁等は再利用した。
ただし畳敷きの廊下や床暖房付きの脱衣所などお客が求める設備は可能な限り取り入れた。
客室数は減らして貸切風呂を3つ備え、より個人客に合わせた新しい「丸長旅館」は平成16年に完成する。
時を同じくして、関東近郊の温泉地で泉質偽装が発覚し、社会問題にまで発展した。
その煽りを受けた形で、長湯温泉に「日本一の炭酸泉というが、数字上の裏付けがない」と異を唱える人も現れた。
それを受けて、平成18年大分県が、長湯温泉観光協会に自粛を促してきたのだ。
単純に炭酸ガス濃度で言えば、全国には炭酸含有量(遊離炭酸量)が多い場所がいくつかあることは確かだ。
他に日本一の表示をしている温泉地をあげると、青森県のみちのくの湯、兵庫県の吉川温泉、岐阜県の湯屋温泉などがある。
これら温泉地の炭酸ガス濃度は長湯温泉に対してはるかに多かった。
しかし平成19年の「第3回源泉かけ流し全国温泉サミット」において、温泉専門家数名が「長湯が炭酸泉日本一ということに異論なし」と認めたのだ。
実際、「炭酸ガス濃度」「源泉温度」「湧出量」の3つの点を総合して考えると、長湯温泉ほど炭酸泉をいつどこでも楽しめるという温泉地は他にない。
特に「炭酸ガス濃度」の問題だが、他の温泉地では低温で人が入浴する温度ではない。加温をすれば無論炭酸ガスが抜けていってしまうのだ。
まずは人が快適に湯浴みができる40℃前後の泉温でなくてはならない条件を考えると、圧倒的に長湯温泉に軍配があがる。
そして、その年の12月に長湯温泉協会は「日本一の炭酸泉」を再宣言したのである。
「長湯温泉旅館組合」の副組合長(現在組合長)を務めていた伊東さんも、ほっと胸を撫で下ろした。
現在、長湯温泉を訪れるお客の半数以上が日帰り目的だという。九州全域はもちろん、四国、中国地方からもわざわざこの温泉目当てにクルマを走らせる。
それだけ温泉の質がいいのだが、やはり炭酸泉は長湯してこそのもの。できれば連泊してみてゆっくり体を休めた方がいいだろう。
関東圏・関西圏にお住まいの方でも、遠路はるばる訪れるほどの価値はあると思う。
世界的にも非常に貴重な泉質だからだ。
中でも「丸長旅館」は炭酸ガス濃度の高い良質の湯が楽しめるので、湯治目的のお客も多いという。
例えば、関西地区の常連客の場合、大阪からフェリーで別府に行き、そこで1〜2泊。次に長湯へ足を伸ばし、素泊まりの宿に1泊、そして次の日、最後のメインディッシュのように「丸長旅館」に泊まり、旅の疲れを癒す・・・。
何も特別な施設が無いこの宿が、時間に追われる都会人にはお勧めだ。温泉をじっくり楽しみながら、時間がゆっくりと流れていくのを肌で感じる事ができるだろう。
平成16年のリニューアルから5年以上経った今でも館内は清潔感にあふれている。そしてオーナー料理長の作る、王道だが趣向を凝らしたやさしい料理。
格式ある老舗の旅館でありながら、全6室なので家族的なサービスも受けられる。料金設定も比較的リーズナブルで、休前日の宿泊料金も同額なのがうれしい。
ここ最近公式HPをリニューアルし、様々なプランを提供するようになった。
通常の宿泊プラン以外にも、期間限定でオトクな料金プランや、チェックインが早め、チェックアウトが遅めのロングステイプランなどがあるようだ。
また昼食付きの日帰り貸切風呂プランも登場した。
公式HP限定のネット予約特典もあるようなので、是非チェックしていただきたい。
公式HPから予約したほうが、お得になっているようだ。
この宿の空間に身を委ねると、何か柔らかい陽の光に見守られているような気分にさせられる。
シンプルながら、落ち着いた雰囲気の和室は、いつの時代にも日本人の感性に絶妙になじむ。
そして伊東夫妻の優しい人柄が、その宿全体のキャラクターを形作っている。
侘び寂びの空気感もありながら、敷居の高さは感じない「丸長旅館」は、伊東社長の目指す“きらりと光る宝石のような宿”に間違いなく、なっているような気がする。
それは、やはりこの宿の客室規模に起因しているようだ。
伊東夫妻がよく言う「目が行き届く範囲で、できるだけのサービスを・・・」を考えると、やはり6室という客室数は限界なのだろう。
1日6組限定だからこそ、この宿の”上質感”が伝わってくる。
利益重視、売り上げ優先ではなく、愚直なまでに”顧客重視”にこだわっているからこそ、この宿の存在価値があるのだ。
「丸長旅館」は長湯温泉のイメージリーダーを担っている。
この宿があるからこそ、長湯温泉の未来は明るい。(J/IZ)
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貸し切り情報 |
| ■貸切料金 |
宿泊の場合 無料 |
| ■利用時間 |
24h |
| ■予約方法 |
事前予約(宿泊予約時)・チェックイン時 |
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風呂施設情報 |
| ■貸切風呂 |
内風呂3(大きい貸切風呂2、小さい貸切風呂1) |
| ■貸切風呂の眺望 |
- |
| ■その他のお風呂 |
- |
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施設情報 |
| ■部屋数 |
全6室
和6室
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■収容人数 |
24名 |
■駐車場 |
15台 |
| ■ペット |
不可 |
■バリアフリー |
非対応 |
| ■エステ・マッサージ |
エステあり(60分¥8,000〜、出張エステなのでなるべく事前予約)
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| ■インターネット |
なし |
| ■DVD |
なし |
| ■TVチャンネル |
NHK2局、民放3局、NHKBS2局 |
| ■施設 |
談話室・茶房「啓酔庵」 |
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こだわり情報 |
| ■冷蔵庫のシステム |
利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースなし) |
| ■冷凍室 |
利用不可 |
| ■冷蔵庫のドリンク |
ビール2缶、ソフトドリンク2本、ミネラルウォーター1本 |
| ■オススメお土産 |
温泉糖(\600) |
| ■自動販売機 |
- |
■携帯アンテナ |
3本
2本
3本
可
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| ■売店 |
なし |
| ■近くのコンビニ |
徒歩1分 |
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| ■アメニティ |
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浴衣 |
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バスタオル |
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タオル |
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石鹸 |
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ボディソープ |
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シャンプー |
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リンス |
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リンスinシャンプー |
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歯ブラシ |
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シャワーキャップ |
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ドライヤー |
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ブラシ・くし |
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カミソリ |
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綿棒 |
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ウォッシュトイレ |
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その他の情報 |
| ■車イス |
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| ■お子様 |
子ども用浴衣/離乳食の用意/子ども用食器/粉ミルク用のお湯 |
| ■外国語 |
- |
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近隣情報 |
| ■周辺観光スポット |
湯乃原天満社、長湯ダム展望所 |
■レクリエーション
(観光農園、公園など) |
清滝公園、文学歌碑巡り、沢水キャンプ場 |
| ■スポーツ |
テニス、バドミントン(竹田市直入総合運動公園) |
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| ■丸長旅館:女将 伊東成美さんからのコメント |
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| 気配りよりも心配りを大切に、一期一会の気持ちを大事にしています。 |
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貸切日帰り情報 |
| ■料 金 |
¥500/40分 |
| ■利用時間 |
毎土の13:00〜14:00のみ |
| 食事付きプラン(要予約) |
| ■料 金 |
¥5,000 |
■食事の内容 |
昼会席 |
| ■設定日 |
- |
■受付時間 |
- |
| ■その他 |
個室休憩部屋あり |
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泉質/効能 |
| ■泉質 |
含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(旧泉質名・含炭酸-重炭酸土類泉) |
| ■源泉の温度 |
42℃
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■湧出量 |
- |
■水素イオン |
pH 6.8 |
| ■源泉の湧出状況 |
自家源泉で動力泉(ボーリングによってくみ上げる源泉)※自家源泉の本数:1本 |
| ■加水/循環ろ過 |
源泉掛け流しだが冬の寒い日のみ熱湯(温泉じゃない)を足す |
| ■加温 |
- |
| ■消毒 |
なし |
| ■浴槽の掃除の回数 |
1日1回 |
| ■入浴剤 |
未使用 |
| ■効能 |
心臓弁膜症・心筋障害・高血圧症・末梢循環障害・リウマチ性疾患・創傷・陰萎症・卵巣機能不全症・更年期障害・火傷・皮膚掻痒症及び角化症 |
| ■湯の色 |
弱濁り湯 |
| ■飲用 |
可 |
■飲用の効能 |
あり(糖尿病、高血圧他) |
| ■におい/味 |
無臭・鉄の味 |
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| ■電 車 |
JR豊肥線豊後竹田駅よりバスで45分(長湯温泉行き)終点下車徒歩3分 |
■送 迎 |
なし |
| ■クルマ |
大分自動車道 湯布院ICより50分(35km)。 |
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| 上記のデータは 2009/05/24現在のものです。 |
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