見渡す限りの牧場やジャガイモ畑など、のどかな田園風景が延々と続く十勝平野のほぼ中央部、音更町の十勝川河畔に湧く十勝川温泉。北海道の屋根と称される日高山脈を遠くに望み、ゆるやかに流れる十勝川の流れは近くに感じる・・・これぞ北海道という自然豊かな風景が果てしなく広がる地域でもある。
太古の時代より、葦などの自生植物が長い時間をかけて堆積した亜炭層から湧出する十勝川温泉は、植物性(モール)の有機物を多く含んでいる。「モール温泉」と呼ばれるのはそのためだ。肌への刺激が少なく、一般的な鉱物性温泉にくらべ天然保湿成分を多く含むため、湯上りに肌がしっとりツルツル効果を実感する「美人の湯」としても知られている。
モール温泉は世界的にも稀少性が高く、ここ十勝川温泉の他にはドイツのバーデンバーデンにしか存在しないそうだ。そのため、平成16年には「次世代に引き継ぎたい有形・無形の財産」である北海道遺産として、数ある道内温泉地に先駆け選定された。
明治の書物に残された記録によると、和人(入植者)に利用されるようになったきっかけは、1900年ころのこと。依馬嘉平(えまかへい)という人物が、自然に湧いたぬるま湯を引いて近所の住民と利用し始めたのがその始まり。現在のように多くの人に愛される温泉になったのは、それから30年程後になってからである。
1931年、観光振興のため然別湖の開発に力を注いでいた林豊洲(第一ホテル代表取締役社長、林文昭の祖父。十勝毎日新聞社創業者)が、十勝川沿いの地点でボーリング調査を開始した。付近に火山があるわけでもない流域の調査のため、多くの人から批判を受けたが、諦めることなく調査を進めていた1934年3月3日、現在の観月苑付近に45度の適温を持つ温泉を掘り当てるに到った。ちなみに、十勝川温泉という名称にも彼は大きく関わっている。話は前後するが、温泉を掘り当てる一年前の1933年、林豊洲は「この地を大きく発展させる為には、広く人々に愛され、愛される名称にしなければならない」と考え、友人でもある郷土出身の代議士、三井徳宝に名付けてもらったそうだ。
以来、この温泉街は十勝の観光発信の基地として発展してきた。その一角に「十勝川温泉 三余庵」はある。
宿の名称の由来は、十勝・帯広の開拓に力を尽くした依田勉三の師、土屋三余の名前からいただいたもの。ちなみに「三余」とは、書を読むときは「三余」をもってすべし、「冬は『歳』の余り、夜は『日』の余り、雨は『時』の余り」という中国の故事(魏の時代)の教えである。
宿泊客に、心のゆとりとも言い換えられる「三余」のような、くつろぎの時間と空間の提供を第一に心がけていこうとの意欲の表れが宿名に内包しているのだ。
「三余庵」は隣接する「十勝川温泉第一ホテル豊洲亭/豆陽亭」の別館という形で平成16年にオープンしたわけだが、当時は北海道に、いわゆる小規模で上質な高級温泉旅館は存在しなかった。現在はいくつか増えてきたわけであるが、その先駆けといっていい宿がこの「三余庵」なのである。
宿の周りは、芝生が敷き詰められた開放的な空間が広がっている。春になれば芝生の緑のカーペットになる。ここは、パークゴルフ(グランドゴルフ)のプレイエリアでもあり、冬以外は楽しめる。18ホールもあるのだ。近くの幕別町が発祥の地。もともとゲートボールも十勝生まれとの事。
建物は、鉄骨3階建て一部4階建て。外壁には飛騨・郡上八幡の焼き杉を使用している。また、北外壁は菱葺で日本の伝統的文様である市松模様を採用。客室は11室。
設計は、日本を代表する設計士が集う、象設計集団。1990年、「ドーモ・チャンプル」で第一回日本デザイン大賞受賞。沖縄・名護市庁舎(日本建築学会賞)、石川県の縄文真脇温泉(石川県景観賞大賞)などの設計で知られ、その斬新なデザインは、国内外から高い評価を得ている。
チェックインすると、そこには、十勝の自然を表現したロビーラウンジが待っている。ロビーのテーマは、竹と自然木。十勝・清水町羽帯の十勝千年の森から切り出した「ハンノキ」「ヤナギ」を用いて十勝の風景を、床材には三洲(愛知)いぶし瓦に波紋をつけ、温泉や癒しを表現している。壁は、「桂離宮」の修復も手掛けた日本を代表する左官職人である久住章氏が、赤土(兵庫)、黄土(大阪)、聚楽(京都)、浅黄(淡路)の4つの土を使って「和」の空間を創出した。また、客室・リビングの漆喰壁も久住氏によって手掛けられている。
客室は、旅館のコンセプトである「三余」の教えから、客室名には小説、文学書から名が付けられたそうだ。「若菜の間(島崎藤村)」、「落葉松の間(北原白秋)」、「春の海の間(与謝蕪村)」、「雪国の間(川端康成)」など、色調と間取りの違う客室が用意されている。また、和室、和洋室、洋室と3種類の客室があり、リビングのほか、温泉風呂などが配置され、ゆとりある空間が創出されている。
素材にもこだわっている。リビングの壁には漆喰(しっくい)が用いられ、床材は松のフローリング仕上げ。寝室は手すきの和紙の壁に、琉球畳の床が施されている。フキを漉いた和紙も使用され、自然素材のみで演出された居心地の良い「和」の空間が全体に広がる。
また、室内の照明は、2000年の九州・沖縄サミットで首里城晩餐会の照明計画を担当した、照明デザイナー・近田玲子氏によるもの。彼女の手掛けた作品は、明かりの芸術とも呼ばれることが多い。間接照明を基本とした落ち着き感ある演出は、宿泊客からも好評だ。
ここで6種類のタイプ別に客室を紹介しよう。
露天風呂付き客室351号室「桜の園」は、人気の露天風呂付きの客室。冬には白鳥が飛来する十勝中央大橋が見える。和室・琉球畳9帖+和室・琉球畳12帖(布団が敷いてある)+リビング+内風呂(秋田檜)+テラス+露天風呂(木曾檜)+トイレ・・・の和室仕様。
メゾネット型・露天風呂付き客室357号室「春の海」は、1Fにツインベッド+リビング+トイレ。2Fに和室10帖+リビング+テラス+露天風呂(木曾檜)+シャワーブース+トイレ・・・の和洋室タイプ。内湯のお風呂は付かないが、シャワーブースを備える。
温泉内風呂付き客室255号室「火山灰地」は、和室・琉球畳9帖+和室・琉球畳12帖(布団が敷いてある)+リビング+テラス+温泉内風呂(秋田檜)+トイレ・・・の和室仕様。同タイプ客室が「たけくらべ」「草枕」。
温泉内風呂付き客室252号室「万葉」は、和室・琉球畳9帖+和室・琉球畳12帖(布団が敷いてある)+リビング+温泉内風呂(秋田檜)+トイレ・・・の和室仕様。同タイプ客室が「若葉」。
温泉内風呂付き客室352号室「浮雲」は、引き戸の入口が特徴的。十勝の古い民家の土間をイメージした印象。和室・琉球畳12帖+和室3帖+和室・琉球畳12帖(敷布団はベッドのクッション)+温泉内風呂(秋田檜)+トイレ・・・の和室タイプ。同タイプ客室は「落葉松」。
温泉内付き客室253号室「雪国」は、30インチ液晶TVが備わる。リビング+ツインベッド+温泉内風呂(秋田檜)+トイレ・・・の洋室タイプ。同タイプ客室は「細雪」。
簡単に分けると露天風呂が付いているのが「桜の園」「春の海」。
他の客室も、モール温泉の内風呂が付いているが、その中でも開放的なテラスが備わっているのが「たけくらべ」「草枕」「火山灰地」。
テラスは付いていないが、フローリングのリビングがある和室が「万葉」「若葉」。
純和室のイメージに近いのが「浮雲」「落葉松」。
都会的な洋室が「雪国」「細雪」というところか。とにかく客室を選ぶのが大変そうだ。
男女別大浴場は、時間により男女入替え制。温泉は、もちろん世界で二ヶ所しかない植物性モール温泉。「モール」はドイツ語で「亜炭」の意。主成分は、地中に埋もれていた植物が黒炭に変化する過程で生じるフミン質、フミン酸。これが地中に溶け込み、温泉として湧出している。鉱物成分より植物成分が多いため、植物性温泉と呼ばれる。温泉泉質は、ナトリウム塩化物−炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
露天風呂や、アロマ風呂も用意されている大浴場は、できる限りゆったりと湯浴みしたいものだ。琥珀色の幻想的なお湯の色は、その効能をアピールしているように感じるのは私だけであろうか。
アロマテラピーサロン「ラフィーネ」も「三余庵」の人気に多いに貢献している。
ここは、日本で初めてスポーツアロマテラピーを実践するなど、国内を代表するフィト&アロマテラピストの日下部知世子(くさかべちよこ)氏が監修する本格的なアロマテラピーサロン。
「よりパーソナルなおもてなし」をテーマに、カウンセリングによって個人に合わせたコース内容・手技・オイルを用い、全てのコースを提供している。トリートメント強度を部位・全身等好みによって選べ、さらに筋肉・骨格などへアプローチ、身体の疲れを緩和する。
コースで使用するオイルはフランスメディカルグレード「Dr.ヴァルネ」の最高級オイル。その他、使用するキャリアオイル・製品類は全てノンケミカル、オーガニック製品のみ。安全・安心に敏感肌等さまざまなトラブルにも対応する。全てのコースは男性も受けることができる。
2トンの花びらから、自然の抽出方法でたった1キロしか採取できない、希少価値の高いローズオイル「ラ・ローズ」がおすすめ。鎮静効果があり、精神的なリラックス効果も高い。皮膚から吸収することで、非常に高い美容効果が期待できる。
フランスソワンエステティックを取り入れ、最高級品のエッセンシャルオイルを最大限美容に用いたフェイシャルコースもおすすめ。日下部氏オリジナルのクレイパックをはじめ、自然の成分を使用して行われるラフィーネならではのコースだ。
食事はメーン・ダイニング「春秋」でいただく。オープンキッチンによるライブ感を強調、客の「五感」(味覚・視覚・嗅覚・聴覚・触覚)に訴える。北海道・十勝の食材を使い、創作和食料理を提供。鮮魚類は十勝・広尾産の厳選素材。牛肉は自然飼料で育てた安全な素材。春には地場で採れた山菜を使うなど、メニューは最低でも2ヶ月ごとに更新する。
食事処は個室も3部屋用意されている。
この日の夕食のメニュー(2007年12月取材)は以下の通り。
食前酒は、ゆずの酒。先付は、芽室産北海百合根のクリーム仕立て。昆布森産蝦夷バフン雲丹、百合根素揚げ、そしてシブレット(西洋ねぎ)をのせた。昆布森産の雲丹は、姿、甘み、味わい深さ、どれをとっても最高のもの。
前菜は、蟹とポテトのガレット(じゃがいもパンケーキ風)バターソース。霧多布産キングサーモンの黒胡麻焼 柚子味噌ソース。水菜と和梨(山梨産)と音更産十勝とりのクリームチーズと山葵風味サラダに松の実をのせて。地元でとれた牛蒡の揚煮に国産鴨ロース(青森産)、芥子黄味醤油。そして、椎茸の魚貝(つぶ、ホタテ、エビ)詰め トマトソース焼。
凌ぎは、柚子釜飯蒸し、からすみ、野沢菜。そして、大樹町木内商店特製の天日干し炙りししゃも。乾燥機で干したもの(全体の9割)とは格段に味が違う。本物のししゃもを味わう事ができた。
ここで、3つの岩塩が用意された。アルプス岩塩、ヒマラヤ岩塩、そしてボリビア岩塩。アルプス岩塩はドイツの地下600mからとれたもので、甘みがあり肉によく合う。ヒマラヤ岩塩は、チベット高原で採取されたもので、中辛でよく魚類に合う。ボリビア岩塩は、アンデス山脈の奥地からとれたもので、辛口で主に刺身によく合う。この岩塩はショップでも販売していた。
お造りは、標津産の鮭児焼霜造り。鮭児は、いわずと知れた1万尾に1尾しか獲れない幻の鮭と呼ばれるもの。しかも、10月〜11月末までしかとれない。脂肪比率が他の鮭と比べて高く、舌の上でとろけるような食感を味わえる。
そして、釧路産メヌキの薄造り。これは道東近海ものの中では最高級の魚と言われているもの。脂がのっている。これは、コリアン風つけ醤油でいただく。
釧路産ぶどう海老は、正式にはヒゴロモエビという。年間で10トンほどしか獲れないので、これも幻のエビと呼ばれている。ちなみに、ぶどう海老は、ボリビア岩塩で味わうのがベストとの事。その他、ベビーリーフ、大根、人参、ラディッシュ、生海苔。
鍋物は、広尾産毛蟹と中札内産十勝野ポークあら刻み豚団子の鍋。毛蟹は蟹の中でも、甘くて上品な味わいが楽しめる。柔らかく身のしまったものが広尾産の特徴。そこに脂ののった網走産キンキ、水菜、葱が入る。十勝野ポークは柔らかくてジューシー。薬味も色々(柚子胡椒、おろし、葱、もみじおろしの4種)用意してあった。
焼物は、肉か蟹の選択制となる。まず、肉は、豊頃町坂口牧場で育てられた十勝黒毛和牛の炭火焼となる。部位はロース。肉の甘みが絶品だ。これを岩塩でいただくのもいいが、皿の上にのった自家製牛蒡とバルサミコのソースが、これまた美味しい。料理長・吉田真二さんオリジナルのソースで、和牛をより味わい深くいただける。それに、音更町大野さんが育てたインカのめざめ(じゃがいも)素揚げ、揚げにんにくとマスタードクリームが添えてあった。
もうひとつの焼物の選択肢は、オホーツク海産本タラバ蟹炭火焼だった。オホーツク産のタラバガニは、身がしまってほど良い甘さがある。かに酢、レモンが添えられていた。
北海道に来て、タラバガニを食べないと、何か物足りないような気がするのは私だけであろうか。
ここで、お口直しで、みかんシャーベット。
次の強肴は、根室産の雲子(くもこ)の霙(みぞれ)仕立ては、ポン酢、紅おろし、浅葱が入っている。雲子とは、新鮮なタラの白子で、豊かな風味、まろやかな口どけが楽しめる。
酢の物は、川西産の長芋と干柿、小松菜、ミニトマト、胡桃を黄粉酢でからめていただく。
長いもは、北海道が全国第一位の生産量を誇り、特に十勝地区ではその8割を生産している。最近ではアジア各国でも人気が高まり、健康食材として輸出もしているとの事。
締めは、美唄市茶志内産のお米、おぼろづきを使用した、大根の炊き込みご飯。その上には、噴火湾産帆立と梅ソースがのせてあった。おぼろづきは、コシヒカリに近い食感だ。
それに、日高産銀杏草(海草)、白しめじの入った赤出汁に、香の物は、自家製漬物で、白菜の甘酢漬、大根の柚香漬、セロリ浅漬。
デザートは、鹿追町カントリーホーム風景の牛乳使用のラ・フランスアイスに、十勝産小豆使用の小倉クリームロールが出た。ラズベリーソースと、イチゴとブルーベリーで作ったあめ細工を添えて。
とにかく、北海道の美味しいところ、それもなかなか手に入らない素材を散りばめながらのメニューは大満足間違いない。
朝食も、この宿は手を抜かない。嬉しい事に和食と洋食を選択できるシステムになっている。
まず、和食の場合を紹介すると・・・
十勝産白菜のお浸し。地蕗の炊き合わせ。音更産大袖振大豆使用のおぼろ豆腐。十勝産大正金時の煮豆。広尾産のナメタ鰈。厚岸産の浅蜊の味噌汁。香の物。美唄市茶志内産のおぼろづきのご飯。
この他に、ビュッフェ形式で、清水町スプリングファームのキャロットジュース、トマトジュース、自家製金時酢ドリンク、余市町のりんごジュース、鹿追町のカントリーホーム風景の手作り牛乳、ヨーグルト、サラダ、フルーツが用意されてあった。
洋食はの場合は・・・中札内産の鶏肉・木野産ブロッコリー。本別町スモークハウス製手作りウィンナー・ベーコン。スープは厚岸産の浅蜊のクラムチャウダー。生ハムサラダ。大正金時のパンプキン和え。パンは音更町のんびり屋の自家製天然酵母バター食パン、ますやパンのミニクロワッサン。バターは別海町産。いちご、ブルーベリーはオーガニック。飲物はコーヒーか紅茶。卵料理は、帯広市八千代草薙農園産の有機卵を使用したもので、温泉卵、卵焼き、スクランブルエッグ、目玉焼き、オムレツから選べる。
この他は和食同様、ビュッフェ形式で、ドリンクなどが選べる。
「三余庵」は、数々のサービスを提供しているが、女性客が喜ぶこと間違いなしなのが、色・柄が異なる23種類から浴衣を選ぶことができる事。
そして、枕も低反発枕「テンピュール」、そば殻、マイナスイオンを発生させると言われる電気石・トルマリン使用タイプなど6種類を用意、好みによって選択可能となっている。
「ライブラリー旅愁」では、「三余」の「晴耕雨読」の精神を基本に、客室名の由来となった文学書をはじめ、北海道、十勝の風土に関する書籍をレンタルしている。環境音楽の神山純一氏が十勝の自然をイメージして作曲したCD「音楽紀行 十勝野」「十勝の森」(FM−JAGAレーベル)などヒーリング系CDもレンタルOKだ。
小規模な宿ゆえ、おみやげ屋さんのような品揃えはないが、いくつかオススメのお土産品は用意している。
夕食で供された、吉田料理長のオリジナル「牛蒡とバルサミコスのソース」は特に人気だ。
そのほか、醸造酢や、クッキー、トマトジュースなど厳選された商品が展示してある。
取材するまで、この宿「三余庵」を誤解していた。料金体系から、小さな宿の感じから、どちらかというと「大人の隠れ宿」「お忍び系の宿」「お篭りの宿」などと、少し艶っぽい宿かなと先入観を持っていた。
しかし、中身は違った。もちろん、不倫カップルのお客様もいるだろうが、それはほんの一部のような印象に変った。実際は客層がなんとも幅広いのである。
40代のご夫婦が割合的に多いということだが、リピーターは50代、60代が多い。年配の方は、この「三余庵」を第二の別荘的な扱いをしているようである。
北海道内の方も多いし、本州からのお客様も夏以外でも年々増えてきたようである。特に冬場は、白鳥の飛来地がすぐ近くという事もあり、逆にオフシーズンという概念がこの宿には当てはまらないかのようだ。
実際、この十勝エリアは、北海道の中では南側に位置し、日照時間も多い地区で、比較的雪も少ないところでもある。別荘は春夏秋冬、それぞれの楽しみ方を知っていれば楽しいもの。「三余庵」を別荘代わりにしている方は幸せに違いない。(J)