この宿には、ある意味、哲学がある。お客様中心の宿経営がされているのがわかる。ロビーに置いてある(お客様が宿泊した感想やコメントを綴る)ノートには、この宿に泊まって感動した、よかったなど賞賛のコメントが多い。さらに、今度はこんな風にしてほしい、こんな施設がほしいなど、建設的なコメントも目立つ。そのノートにも、スミからスミまで女将さん自ら目を通し、さらに赤ペンにて返事を綴る(!)。その返事を見るために再び泊まりに来るお客様も多いのだろう。そんなところから、この宿のファンというよりも、女将さんファンという方も多いような気がする。その証拠に、年に数回訪れるというリピーターも多いという。
さらに、エントランス、廊下、客室、お風呂など施設すべてが、女将さんの愛情あふれる演出が随所にあふれている。こんなに自分の仕事(失礼ながら本人はたぶん仕事と思っていないような気がする)に、のめりこんでいる方にお会いしたのも久しぶりなような気もする。一度訪れたお客様を「はな村」の"サポーター"にしてしまう、このパワーはすごい。ぜひこのパワーを感じに皆さんも訪れてみては?
また、女将さん以下スタッフも自然な接客姿勢で気持ちいい。さらに旅館「はな村」は、女将さんによると、現在進行形の宿だそうな。女将さんは常に、お客様の意見を参考にしながら、客室の改装を重ね、常連客を喜ばしている。例えば「和風洋室/畳ツイン」なるコンセプトのお部屋がある。これは「はな村」流の和洋折衷スタイルで、畳の上にベッドを置き、自分の家のようにくつろぎやすく設計しているのだ。(J)