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九重の山道を延々と登っていった先に、日本秘湯を守る会の会員宿「寒の地獄温泉」はひっそりと佇んでいる。
宿の敷地内を流れる細い沢は、温泉成分によって白く変色しており、木造の外観は古民家を彷彿とさせる、どこか懐かしい佇まい。
玄関をくぐると囲炉裏の置かれたロビーがあり、ちょっとレトロな客室は純和風の造りで、落ち着いて休む事ができる。
館内のどこを見ても、まさに“山里の秘湯”といった雰囲気を漂わせる宿だ。
ここは、全国でも珍しい冷泉浴が体験できる宿としても知られており、その湧出温度は13〜14℃。
冷泉は混浴なので水着を着用して入る。
低い水温は最初は皮膚に刺激を感じるが、3分経つと感じなくなるという。これは冷泉に含まれる薬効によるもの。
各自の体力次第でもあるが、目安としてはカラダが震えはじめたら浴槽から出て、カラダを拭かずに別室の暖房室で身体を暖めると良いとの事。
また、この冷泉は浴用のほかに飲用としても、リウマチ、糖尿病、痛風、神経麻痺、気管支カタル、便秘と様々な効能がある。
2リットル¥100、10リットル¥500(容器代¥700)、20リットル¥1,000(容器代¥1,000)で販売しているので、お土産にしても良いかも知れない。
2000年(平成12年)夏のリニューアルで温泉棟も追加されたのだが、男女別の大浴場にも冷泉の湯舟が並んで設置されている。
冷泉と温泉とを交互に浸かるという入浴方法もオススメで、冷え性や美肌に効果があるという。貸切風呂も3つあり、お湯の楽しみ方は多彩。
温泉の湯量は、なんと1分間に2,000リットル以上(!)。
一つの宿でこれだけの温泉を独占しているのだから、もちろん全ての浴槽が源泉100%かけ流しだ。
また、囲炉裏端でいただく、山の旬、四季の素材を生かした料理も好評。
山の宿ならでの、ここでしか味わえない味覚を堪能していただきたい。(AMA)
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