源泉100%かけ流しの露天風呂付きメゾネット客室と昭和レトロのノスタルジー溢れる宿 |
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かわら崎 湯元館 かわらざき
ゆもとかん KAWARAZAKI_YUMOTOKAN
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<上記の画像をクリックすると公式HPにリンク>
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オススメの客層 | 〜20代 | 30〜40代 | 50代〜 | ファミリー | 女性客 | お忍び系 |
Aタイプ露天風呂付客室 | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | - |
Cタイプ露天風呂付客室 | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | - |
Bタイプ露天風呂付客室 | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | - |
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この宿のキーワード | ■ノスタルジー溢れる昭和レトロの宿 |
■自家源泉100%かけ流しの客室露天風呂 | ■ゆったりと寛げる全室メゾネット型の快適な客室 |
■リピーター続出のコストパフォーマンスの高い宿 | ■海の幸満載の料理と魚沼産コシヒカリのご飯 |
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「かわら崎湯元館」には、全室露天風呂付き客室の宿。 そのお風呂は、源泉100%かけ流しという贅沢なもの。
湯舟も広々としており、2〜3人で入っても充分。自家源泉である単純温泉を惜しげもなく、加水もされずに掛け流しされている。 それもそのはず、ここの自家源泉は毎分100リットルもの量が湧出されているからだ。
湯舟の造りや広さはほぼ共通。 鉄平石をふんだんに使ったその広さは秀逸で、お子さんがいるご家族でもみな一緒に湯浴みができる。
また、傍らにはブランコと足湯が設けられている。揺られながら、足湯に浸かるのもオツなもの。 宿は住宅地にあるため、風呂の四方が木壁で囲まれており、眺望は期待できない。しかし、部屋付きの庭が広々としているので開放感は十二分にある。 |
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宿泊情報 ※料金は1室2名様宿泊時の1名様分
(サービス料・税込)※別途入湯税120円 |
■Bタイプ (定員は4名) | ¥15,015〜 ※休前日はアップ料金
¥3,003 →「ふきのとう」「かわせみ」「りゅう」「あゆ」の4室 (1F)8帖和室+広い庭付きの露天風呂+シャワートイレ+(2F)6帖サイズほどの洋室 |
■Cタイプ(又北亭) (定員は6名) | ¥17,325〜 ※休前日はアップ料金
¥3,465 →「あかしょうびん」「かたくりの花」「あさの実」「せせらぎ」の4室 (1F)4.5帖和室+10帖の二間+広い庭付きの露天風呂+シャワートイレ+(2F)12帖の和室or洋室
| ■Aタイプ (定員は10名) | ¥19,635〜 ※休前日はアップ料金
¥3,927 →「境川部屋」「きき」の2室 (1F)4.5帖和室+12.5帖和室+広い庭付きの露天風呂+シャワートイレ+(2F)15帖の和室(寝室) |
■カード使用 | 不可 | ■IN→ | 15:00 | ■OUT→ | 10:00 |
■部屋の眺望 | 庭園 |
■夕食 | 新鮮な魚介類中心の和食 |
■朝食 | 朝からしっかり食べられる和食 | ■部屋食 | なし |
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新潟県南魚沼市にある六日町温泉は昭和32年に誕生し、昭和39年には国民保養温泉地に指定され、開湯50年以上。魚野川をはさんで西山山麓と魚野川周辺にあり、四季を通して数多くの観光客が訪れている。
首都圏の人から見れば、新潟というと遠い雪国と思われる方もいるかもしれない。しかし南魚沼市は新潟県でも群馬県寄りにあり、首都圏からのアクセスが抜群なのである。車の場合、練馬インターから関越自動車道で2時間半ほど。電車でも上越新幹線を使えば、東京駅から2時間少々で着いてしまうのだ。
さらに南魚沼市は2009年NHK大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続の生誕地として注目を浴びている。直江兼続は永禄3(1560)年、越後上田庄(南魚沼市)の坂戸城下で、坂戸城主・長尾政景の家臣、樋口惣右衛門兼豊の子として生まれた。雪深い冬の暮らしの中で、忍耐強く強靭な精神力を育んでいった兼続は、政景の妻の仙桃(洞)院に見込まれ、その子の景勝に仕えた。景勝が上杉謙信の養子になると上杉家に仕える。
その後、兼続は上杉家の執政に就き、直江家を継いだ。そして主君景勝とともに謙信の教えを守り、義を重んずる治世を行った。秀吉によって景勝が会津に移封されたのに伴い、兼続も米沢城主となる。徳川家康に謀反の疑いをかけられた際に、上洛要求を拒んだ書状「直江状」が有名である。
そんな兼続が生まれた坂戸城から車で15分ほどの所に「かわら崎湯元館」がある。門をくぐっていくと、石畳の曲がりくねった道があり、周囲とは違う別世界に入り込んだような錯覚を覚える。
そして目にするのは玄関横の縁側である。田舎のおばあちゃんの家に来たような感覚である。ちょっと昔であればこんな風景がどこでも見れたなあと懐かしく思う。
ふと足元を見れば小さな川が流れている。宿の人に聞くと、なんと温泉を流して作っている川だという。そこでは小魚が泳いでいて宿泊客を歓迎してくれるのだ。「かわら崎湯元館」はよくある田舎の温泉宿とあなどれない、ユニークなサービスが散りばめられた穴場旅館なのである。
館内に入ると、そこは江戸時代の家に招かれたような風情。太政官や奉行の覚書や定書が飾られている。 チェックインするとまず「談話室」という空間を目にする。そこでは囲炉裏に火が灯っていて、冷えた体を暖めてくれる。また、サツマイモ、お餅、マシュマロを囲炉裏で焼いて、自由に食すという面白いセルフサービスがある。
「談話室」には、昭和の名作映画のポスターや看板がこれでもかと飾られている。江戸時代の玄関を見たかと思ったら、すぐに昭和のレトロな趣きなのである。 そして、廊下を歩いて行くと地元・六日町在住の漫画家・五十沢友郎(いかざわともろう)さんが描いてくれたという大きな館内図がある。宿の雰囲気にあった懐かしい画で、見ているだけで楽しく、かなりの力作。館内は時に迷路屋敷のように思うかもしれないので、この館内図はありがたい。
そこから先は「思い出横丁」だ。昭和の懐かしいレコード、雑誌、看板、映画のポスターなどがびっしりと飾られている。さらには、昔懐かしい駄菓子から、みかん、肉まん、あんまん、温泉玉子、みかんなどがあり、これらはすべて無料である。
ラーメン屋の引き戸を開ければ、カップラーメンが入っているという心憎い演出もある。 他にノスタルジックな遊びもある。綿菓子機があり、子供の頃よくやったのを思い出す。自分でザラメを入れて、割り箸をくるくると回して作る。もちろんできた綿菓子は無料で食べることができる。
さらに懐かしい射的があ る。輪ゴムをひっかけて飛ばして、打ち落とせば景品がもらえる。何度でも可だが、景品は一人一個までとのこと。 「思い出横丁」では、お祭りの縁日に遊びにきた気持ちで、年配の方からお孫さんまで楽しめるだろう。
五十沢友郎さん作の館内図の横道を入っていくと、大浴場がある。客室の露天風呂が寒いという方はこちらに入るといい。 男女別に内風呂と露天風呂があり、嬉しいことに源泉100%かけ流しの温泉である。
泉質は弱アルカリ性の「単純温泉」。自家源泉のこのお湯は、クセがなく、多少塩味がするが、紛れもない循環ろ過や消毒をしていない、極上の泉質となっている。
神経痛や筋肉痛にはもちろん、湯あたりがいいので冷え性の方にもいい。飲用では胃腸によく効くらしい。 内風呂の前に敷かれている石は、足のツボを刺激してくれる。
入浴後は「湯上り処」に行くのがおすすめ。こちらでは数え切れないほどいる池の錦鯉が泳ぎ廻っているのを見ることができる。 実は錦鯉は、新潟県で誕生したのだ。江戸時代、冬場には雪に閉ざされる旧・山古志村一帯で、食用として真鯉を育てていた。その一部が突然変異を起こし、色の付いた鯉が誕生したのである。
また、ここには映画のパンフレットや雑誌「平凡パンチ」や「プレイボーイ」のグラビアの切り抜きなどが壁一面に飾られている。 映画「配達されない3通の手紙」で当時話題となった松坂慶子の写真があり、お父さん世代は青春時代を思い出すに違いない。
館内にある様々なサービス、エンターテイメント性、レトロな趣向を見てみると、三世代に渡って楽しめる空間がここにあるということがわかる。映画で言えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」×「ALWAYS
3丁目の夕日」といった宿であろうか。 | | |
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この宿は10室すべてが露天風呂付き客室となる。タイプで分けると3タイプにある。 共通点は、部屋がメゾネット型で、1階は囲炉裏のある和室。2階は寝室となり布団敷きの和室とベッドのある洋室の違いがある。
また、マッサージチェアや、自由に使える冷蔵庫も全室備わっていた。 トイレは全室シャワー付きトイレ。 デザイナーズ旅館のように洗練されているわけではないが、素朴で温かみがあり、また広々とした空間となっている。
Aタイプが全2室で「境川部屋」と「きき」。 この宿で一番広い客室となる。 間取りは(1F)4.5帖和室+12.5帖和室+広い庭付きの露天風呂+(2F)15帖の和室(寝室)。定員は10名まで可能だという。
TVは1Fが15インチ。2Fが32インチ薄型TV。 ちなみに「境川部屋」は元小結の両国、境川親方が宿泊した後に名付けられた。 お相撲さんでも泊まれるほど広々としているのである。
次に広い客室がCタイプ(又北亭)。「あかしょうびん」「かたくりの花」「あさの実」「せせらぎ」の4室である。定員は8名。 間取りは(1F)4.5帖和室+10帖の二間+(2F)12帖の和室or洋室。2Fにベッドがあるのが「あかしょうびん」となる。
TVは1Fが14〜21インチ。2Fが32インチ薄型TV。 ちなみにCタイプの部屋のみ「又北亭」と呼ばれているが、その由来は「また来てねぇ」らしい。そのネーミング通り、また来たくなる贅沢な部屋である。
一番リーズナブルなグレードがBタイプ。「ふきのとう」「かわせみ」「りゅう」「あゆ」の全4室。定員は6名まで。 間取りは(1F)8帖和室+(2F)6帖サイズほどの洋室。
TVは1Fが14〜21インチ。2Fが26インチ薄型TV。 2人で宿泊するには、この大きさの部屋で充分だろう。 客室露天風呂には足湯も設けられていて、ブランコに揺られながらゆったりとした時を過ごすことができる。
この宿のユニークなサービスである、ウェルカムドリンクならぬ「ウェルカム枡酒」をお風呂に浮かべて、風情を楽しむのもいい。 ベッドのある和洋室以外の畳敷きの和室でも、布団があらかじめ敷かれているので、誰にも邪魔されずに完全プライベートな空間を満喫できる。
また客室には「かえでの実」という、ちょっとした遊びが用意されていた。 これは、メゾネットの2階から実を落とすと、プロペラのように回転しながらゆっくりと落ちてくるという童心に帰る遊びである。
2階寝室のブラックライトは、あたかも星空の下で寝ているような気分になる。 客室には、こんなさりげなくもあったかいサービスが満載なのだ。 |
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基本的に夕食・朝食とも宿にいくつかある個室の食事処でいただく。プライバシーを大切にする宿のポリシーから、部屋に食事を運びいれることを良しとしないからだ。
ここで、「かわら崎湯元館」の夕食の一例をご紹介する(2008年11月中旬取材)。 以下はあくまでも取材時の献立であり、不定期に季節ごと、また日ごとにメニューは変わるのでご注意願いたい。
まずは前菜である、ズイキの酢の物、イチジクの甘露煮、鮟鱇の胆、カブのカツオ味噌添えが一つの皿に乗せられる。
そして早くも鍋物が二つ出される。まずは、陸奥湾産ホタテの酒蒸し。さらにキノコの陶板焼きである。エノキ・マイタケ・エリンギを好きな焼き加減でいただく。
お造りは刺身の盛りあわせ。全国から取り寄せた魚は、本マグロ・北海道産真ダコ・長崎産真ダイ・和歌山産カンパチ。さらに地元新潟県産の黒毛和牛のタタキもあり、新鮮な食感。
次は、日本海産ズワイガニの、ユデガニとお刺身が卓を豪華に彩る。この時点でお腹は満足感を覚えるようになるが、まだまだコースは終わらない。 次に出てきたのは、地元のモチ豚を使ったアスパラの豚肉巻き。添え物はすべて新潟産でカリフラワー・トマト・ブロッコリー。
さらに新鮮な魚介類で欠かせない、三陸産の生ガキ。レモンと氷が添えられている。 続いて焼物が二点。まずは海老の塩焼き(杉の葉焼き)だ。杉の葉が燃やされ、強い臭いと煙が漂う。ただの塩焼きよりも香ばしく感じられる。
焼物二点目は佐渡産のサザエの壺焼き。こちらもサザエの下に敷いてある塩に火が点けられ、食欲が刺激される。 そして鍋物の三点目、寄せ鍋である。中身は、人参・ネギ・白菜・春菊・エノキ・油揚げ・ツクネ、そしてうどんである。
同時に、締めでイクラごはん。こちらのイクラは筋子から作る本格的な自家製で、これだけで調理に1時間を費やすという。米は魚沼産コシヒカリ。このコシヒカリが文句なく美味しい。米が立ち上がっていて、1粒1粒の美味しさがわかるほどである。実はこのコシヒカリ、宿泊客でもある地元の農家の人から直に買い付けているのだという。
香の物は、ハジカミ・茄子の醤油漬け・カブの千枚漬けに、彩りがきれいなモミジが乗っている。 デザートには愛知県産のマスクメロンをいただく。
食事とともにお酒類もいただける。お薦めは地元の企業・八海山が発売している地ビールで、「八海山泉ビール」だ。この地ビールは3種類あり、コクや味わいの中にもすっきりとした仕上がりで飲みやすい。値段は中瓶で700円。
お米がおいしい新潟県は日本酒も美味。銘酒「八海山」や「越乃大地」など地元のお酒が豊富である。 夕食は以上である。季節によってメニューは変わるが、いつでもその時期の旬の料理が堪能できるだろう。
朝食も夕食同様、楽しめるはずだ。 温泉玉子、ホウレン草のゴマ和え、タラコとキュウリを甘酸っぱく味付けしたもの、イカの刺身、鮭。 そしてお腹に温かく染みわたる湯豆腐。その中身は豆腐の他に、昆布、エリンギ、人参、春菊。薬味は鰹節とネギ。 ご飯はもちろん魚沼産コシヒカリ。海苔やふりかけもあり、ご飯のおかわりを誘う。味噌汁はワカメ、ネギ、アゲ。 デザートには、グレープフルーツとヨーグルトが付いていた。 これらの朝食メニューも時期によって変わるが、魚沼産の極上のコシヒカリに関しては年中変わらない。 |
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部屋の前には中庭があり、そこには「めだか池」という大きな池がある。池には湯気が立ち込めていて、温泉がここでも使われていることがわかる。めだか以外にも、毎日温泉に入っている贅沢な錦鯉がいる。数十匹いるであろう錦鯉がゆったりと泳いでいた。 池の隣のスペースには何故かギターやキーボードが置いてあり、演奏することも可能。そこでコーヒーをセルフサービスでいただける。
そこから「思い出横丁」を通っていくと、「長悦庵」(ちょうえつあん)がある。囲炉裏を囲むまったりとした談話室だ。ここにも何故か楽器が置いてある。またライブラリーもあるので、湯上りに読書をしに来てもいいだろう。
館内には懐かしい昭和の香りがする看板やポスターが数多く飾られている。
宿にある映画のポスターをここに紹介する。 山口百恵・三浦友和主演の文芸シリーズ「泥だらけの純情」「絶唱」をはじめ、「港のヨーコヨコハマヨコスカ」(主演/松坂慶子)、「岸壁の母」(主演/中村玉緒)、「日本の首領・野望編」(監督/中島貞夫、主演/佐分利信)、「がんばれ!若大将」(主演/草刈正雄)、「ダンプ渡り鳥」(主演/黒沢年男)、などなど、ここで紹介しきれないほどである。「地獄の黙示録」(監督/フランシス・フォード・コッポラ、主演/マーロン・ブランド)など個人的に手に入れたいものがたくさんある。中には、「こんにちは赤ちゃん」(主演/梓みちよ)、「長脇差忠臣蔵」」(主演/市川雷蔵)、など1960年代以前のものも見受けられる。
渥美清主演では、「拝啓天皇陛下様」、「喜劇・男は愛嬌」など「男はつらいよ」以外の名作も多々ある。廊下の一角には渥美清コーナーもあり、そこには見覚えのある小道具を見つけた。なんと寅さんが実際に映画で使っていたトランクなのである。実は「男はつらいよ」で、渥美清さんは大体5個のトランクを使いまわしていたのだ。その内の一つを、銀座そごうのオークションで落札したのである。まさにファンにとってはお宝と言える品であろう。
有名人も多く訪れていて、サイン色紙がたくさん飾られている。5年ほど前に訪れ、部屋の名前にもなった元両国の境川親方。今をときめく俳優の小栗旬さんも5年前に訪れている。また漫画家のお客さんも多く、「釣りバカ日誌」の北見けんいちさん、「静かなるドン」の新田たつおさん、「ヤンキー烈風隊」のもとはしまさひでさんが宿泊していて、サイン色紙に描かれた絵が拝見できる。
お土産には、宿泊客である農家の人から直に買っているという、魚沼産コシヒカリがある。値段は500グラム450円〜5キロ3,500円(年により変動)。 ただし、貴重なお米のため、常時置いているわけではない。新米の出る秋から冬の初め頃までは手に入る可能性は高いが、それ以外の季節はわからないとの事。 |
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「かわら崎湯元館」は昭和40年に、現社長の父である先代が創業させた。
所有していた畑から温泉を掘りあて、この宿の歴史は始まった。
当初は6部屋の小さな宿で、宿泊料金も安く設定していたのでお客さんのほとんどは地元の人だったという。
それが今では首都圏を含め新潟県外のお客はなんと9割を超えるという。確かに、東京からなら関越自動車道を使い2時間半というアクセスの良さはわかる。
しかし何故ここまで全国から人々を引き付けるような宿になったのだろうか。
まずは部屋出ししていた夕食を、食事処で出すことに決めた。部屋に絶対入らない、お客さんのプライバシー重視を心がけたのだ。チェックイン前に和室なら布団を敷いておくのもそのためである。
また、インテリア代わりに古い看板やポスターを飾っていった。
それが結果的に、現在のノスタルジー溢れる、昭和レトロな空間が出来上がっていったのだ。
歴史ある老舗旅館のような和の佇まいや、デザイナーズ旅館のような洗練されたアプローチで集客するのではなく、“「家族」「夫婦」「友人」らと一緒に、楽しい時間を過ごせるような空間作り”をテーマに、この宿は進化していった。
この宿の「三世代で楽しめる」仕掛けは、家族がみな一緒に温泉に入ったり、駄菓子をほおばったり、射的やわた菓子作りなどで遊べば、共通の話題で楽しめる。
60歳過ぎの常連客がよくこう言う。「ここは孫と行きたい宿なんだ」と。
こうして平成13年にはほとんど現在のスタイルになった。
ご夫婦など2人で宿泊なら、Bタイプの客室(全4室)で充分だろう。
家族連れやグループで宿泊なら、又北亭Cタイプの客室(全4室)がいい。
予算が許せば、一番広いAタイプの客室(全2室)がオススメだ。
いずれもメゾネット型の部屋になっているので、特にお子さんのいるファミリー客に評判がいい。
しかし、この宿は全室が露天風呂付き客室。しかも源泉かけ流しの本格的なもの。
それを幅広い客層にアピールしているのが、この宿の特徴である。
マーケティングやコンセプトなど、関係ない。
ただ、お客が喜んで満足してくれればいいとの想いから、自然とこのスタイルになってしまったというのが本当のところだろう。
この宿は、お洒落して行く宿ではない。普段着で気軽に訪れたい宿なのだ。
しかし、そうでありながら、広い客室露天風呂を、好きなパートナーや家族と好きなだけ独占できる贅沢も味わえる。
夕食も、とにかく満足してもらおうと豪華そのもの。これら、サービス内容や客室及び客室露天風呂の広さに比べ、宿泊料金は非常にリーズナブル。
それも宿泊料金を決めたあとに、お客さんに喜んでもらおうと、サービスを次々に増やしていった結果である。
普通は料金を決めてから、サービス内容、客室のグレードも考えるが、ここは逆なのである。
正直言って、この宿ほどコストパフォーマンスの高い宿は、なかなか見つからないはずだ。
そして、自分の田舎に帰ってきたような錯覚や暖かみ、懐かしさをこんなに感じる宿はないだろう。
現在、宿泊客のなんと7割(!)がリピーターであるという。
ここまで愛される旅館になった理由は、やはり「家族」という一番大切な繋がりを、この宿で再認識できるからかもしれない。 (J/IZ ) |
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貸し切り情報 |
風呂施設情報 |
■貸切風呂 | ○部屋付き:露天風呂・岩風呂・鉄平石の風呂 |
■貸切風呂の眺望 | 部屋付き:坪庭 共同のお風呂(時間制):坪庭 |
■その他のお風呂 | 男女別露天風呂:あり(※男女別の入れ替え:無し) |
| 施設情報 |
■部屋数 | 全10室 和5室
和洋5室 (全てバストイレ付) | ■収容人数 | 40名 | ■駐車場 | 50台 |
■ペット | 不可 | ■バリアフリー | 非対応 |
■エステ・マッサージ |
エステ・・・無し マッサージ・・・無し | ■インターネット | 無し |
■DVD | 無し | ■TVチャンネル | NHK2局、民放4局 |
■施設 | - | |
こだわり情報 |
■冷蔵庫のシステム | ドリンクが入っていない(持ち込みのドリンクを入れるスペース豊富/持ち込み専用) |
■冷凍室 | 利用不可 |
■冷蔵庫のドリンク | 無し | ■オススメお土産 | 魚沼産コシヒカリ(秋〜冬限定、500グラム¥450円〜) |
■自動販売機 | ジュース:\120 | ■携帯アンテナ |
2本
3本
1本
可 | ■売店 | 無し | ■近くのコンビニ | 徒歩で3分 |
|
■アメニティ | | 浴衣 | | バスタオル | | タオル | | 石鹸 |
| ボディソープ | | シャンプー | | リンス | | リンスinシャンプー |
| 歯ブラシ | | シャワーキャップ | | ドライヤー | | ブラシ・くし |
| カミソリ | | 綿棒 | | ウォッシュトイレ | | |
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| その他の情報 |
近隣情報 |
■周辺観光スポット | 坂戸城跡 |
■レクリエーション (観光農園、公園など) | - |
■スポーツ | ラフティング、スキー |
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■かわら崎 湯元館:代表取締役 山田正志さんからのコメント | |
当館は、幅広い客層にリピーターになって頂いております。 お食事は新鮮な素材を吟味して用意しておりますので、ご安心してお楽しみください。 | |
| 貸切日帰り情報 |
■料 金 | - |
■利用時間 | - | 食事付きプラン(要予約) |
■料 金 | - | ■食事の内容 | - |
■設定日 | - | ■受付時間 | - |
■その他 | - | |
泉質/効能 |
■泉質 | 単純温泉(旧温泉名・低帳性 弱アルカリ性 高温泉) |
■源泉の温度 |
58.6℃
| ■湧出量 | 100リットル/分 | ■水素イオン | pH
8.04 | ■源泉の湧出状況 |
自家源泉で動力泉(ボーリングによって地下700mから汲み上げる源泉) |
■加水/循環ろ過 | すべての湯舟は加水をしない源泉100%かけ流し |
■加温 | なし |
■消毒 | なし |
■浴槽の掃除の回数 | 1日1回 |
■入浴剤 | 未使用 |
■効能 |
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾・冷え性・アトピーなど |
■湯の色 | 無色透明 |
■飲用 | 可 | ■飲用の効能 | 胃腸痛など |
■におい/味 |
若干の硫黄臭 |
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■電 車 | 越後湯沢駅より上越線・六日町駅下車・徒歩5分 | ■送 迎 | あり |
■クルマ | 関越自動車道六日町IC10分 |
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上記のデータは 2008/11/12現在のものです。 |
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