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下呂温泉は、江戸時代初期の儒学者、林羅山が、草津、有馬と並んで日本の三名泉と評したことから、全国的に名が広まったという。そんな下呂温泉でも最古の老舗と言われているのが、この「山形屋」なのである。
「呂尚館」「陶川閣」「大観荘」という3つの建物からなる全76室の規模の旅館だが、幅広い客層に支持されているようだ。
結婚式も可能なコンベンションホール、大宴会場、クラブ、そして卓球場など施設も充実しており、団体旅行も多く受け入れている。しかしながら、少人数の個人旅行客でも充分に満足できるポテンシャルも持ち合わせてもいる。 「風のいざない」「川のせせらぎ」「月のかたらい」と名付けられた3つの露天風呂付き客室が、ご夫婦やカップルに人気となっているのだ。いずれの客室も和モダンの雰囲気に、民芸調の家具やベッドを配したスタイリッシュな造りとなっている。そして、音楽好きには嬉しいCDステレオコンポも装備されていた。プライベートを重視する“お篭り”系の滞在なら絶好の客室と言えるだろう。 その他の一般客室も落ち着いた雰囲気の和室が中心で、雅な空間が用意されている。 料理も評判がいい。飛騨牛はじめ、下呂ならではの山の幸、川の幸の他、近海でとれる海の幸も味わえるのだ。 大浴場も大きな内風呂と開放感溢れる露天風呂が当たり前のように用意されている。江戸時代末期創業の老舗宿の風格あるお湯を是非堪能してほしい。
また、この宿はバリアフリー対応となっており、脚が不自由な方でも安心して宿泊できる点もポイントが高いだろう。
ただ、「山形屋」にひとつ注文を付けるなら、何か個性的なサービスや、客を驚かす何かが少し足りないのかもしれない。
これからの時代、オリジナリティやサプライズの無い宿は淘汰されていくことは間違いないから。 だからこそ、前述のように個性的な露天風呂付き客室を提案した「山形屋」が、次に
どのように進化していくか、非常に楽しみでもある。(J)
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